Apache Software Foundation(ASF)には200以上ものOSSが所属しています。これらのOSSはもともとどこかの企業や個人ボランティアのグループが開発していたOSSであり、その後ASFに寄贈されたものです。ただし、いきなりASF の正式プロジェクトになれるわけではなく、いったんは Apache Incubatorと呼ばれる「養成所」に入門し、そこで Apacheの流儀を学び、卒業すると ASFの正式プロジェクトとなります。本記事ではApache Incubatorのしくみを解説します。リードコミッターとしてプロジェクトのApache Incubator加入を経験した油井誠さんへのインタビューも敢行しました。本記事は、ロンウイットのブログ(下記)を加筆修正したものです。 奇跡の巨大IT系ボランティア団体 〜 Apache Incubator のしくみ 編 はじめに A