◇竹島公取委員長や滝野官房副長官ら輩出 札幌南高などの道立高と私立の函館ラ・サール高の出身者が活躍する。 札幌南高の卒業生は多彩だ。政財官界のほかに作家の渡辺淳一氏や評論家の西部邁氏、42歳で任天堂社長に就任した岩田聡氏、拉致被害者の横田めぐみさんの父・滋氏などが出た。異色なところでは「水戸黄門」の2代目「黄門さま」の西村晃、「風車の弥七」役の中谷一郎という名優2人もOB。 国税庁長官などを歴任し02年から公正取引委員会委員長を務める竹島一彦氏(東大経65年大蔵省、写真)が札幌南卒。「質実剛健と堅忍不抜をモットーとするような学校だった」と語る。旧大蔵省の後輩には07年から1年間、事務次官を務めた早稲田大大学院教授の津田廣喜氏(東大法72年大蔵省)がいて道立天塩高卒だ。 厚生労働省では、内閣府政策統括官の村木厚子さんの夫で総括審議官(国際担当)の太郎氏(京大院工78年労働省、写真)が札幌南卒