あと知恵ならなんとでも言えますが、リアルタイムで経過を見ていた者として言えば、リーマンブラザーズの破たんはいくつもの要因(偶然も多数含め)が重なって、たまたま生じたハプニングのように思えます。 というのもあの時期、「ベアスターンズ」「メリルリンチ」「ワコビア」「ワシントンミューチュアル」等、危ない銀行はアメリカ財務省の後押しもあってみんな救済合併されているのです。 「AIG」だけはあまりにも損失が巨額でたぶん引き受け手がなく、政府がしりぬぐい(公的資金注入)しました。 なぜ「リーマンブラザーズ」だけは救済合併の後押しも受けれず、公的資金注入の対象にもならなかったのか? 同行破たん直後に流れた噂は、当時の米財務長官ポールソン氏は元ゴールドマンサックスCEOで、その当時、リーマンブラザーズのCEOファルド氏と何かとさや当てがあり、それが原因でリーマンブラザーズの財務省による救済が間に合わなかっ