21世紀の到来は、われわれ人類を有史以来最も過激でスリリングな時代の淵へと立たせることになる。つまり、「人間であること」の意味そのものが、拡張され、また脅威にさらされる時代になるのだ。われわれ人類は、遺伝というその生命としての枷を取り払い、知性、物質的進歩、そしてわれわれの寿命において、信じられないほどの高みにまで到達するだろう。――特異点(シンギュラリティ)は近い。 人類が不死になるとか、人間がほぼサイボーグになるとか、宇宙規模のコンピューターが生まれるとか、テクノロジーの究極的な未来が描かれています(関連記事:21世紀中に訪れる「シンギュラリティ(技術的特異点)」とは何か)。全てが彼の予言通りの期日で実現されるとは思えませんが、描かれている方向性は納得感があります。人生について振り返る機会も与えてくれる名著。600ページくらいあるので、覚悟して読みましょう(笑) セール中!世界へはみ出