2009年、来る“次の10年”を前に、率先してビジネスモデルやサービスの変革に乗り出すNTTドコモ。携帯電話業界のリーディングカンパニーは今年、どのようなかじ取りをし、どのような未来を見据えるのか。 Mobile+Views新年特別編は、前編に引き続き、NTTドコモ 代表取締役副社長である辻村清行氏のインタビューをお届けする。 ドコモから見た「2台目市場」と「スマートフォン」 ── 1999年の「iモード」から始まった携帯電話の普及拡大期は、ハンドセット(電話機)をベースにした革命でした。その後、この10年で携帯電話は巨大なコミュニケーションプラットフォームとなり、メディアとなりました。iモードからiアプリ、そしておサイフケータイまで、ドコモが切り開いてきた「iモードのエコシステム」は今の日本を支えるパーソナルなコミュニケーションおよびメディアの“インフラ”になったと言ってもいいでしょう。