千葉県内公立高校の前期入試が行われた12日、電車を間違えて試験に遅刻しそうになった受験生2人が、JR関係者の助けを受け、滑り込みで試験に間に合った。 19日の合格発表を前に、2人が通う中学の教頭は「恩人にいい知らせを届けたい」と話している。 JR東日本千葉支社によると、12日午前8時過ぎ、京葉線東京発蘇我行きが南船橋駅を出発した際、車掌がホームで時刻表を見つめる女子中学生2人を見つけた。司令室経由で「困っているような学生がいる」と連絡を受けた同駅の宍倉茂夫駅長(53)がホームに急行。2人は浦安市の中学3年生で、松戸市の県立高校に向かうために新浦安駅から乗車したが、武蔵野線ではなく京葉線に乗ってしまい、南船橋駅で下車したことがわかった。 宍倉駅長は、武蔵野線の電車を案内したが、午前8時45分の集合に間に合わないため、2人は「あー間に合わない」「どうしよう」と焦り始めたという。宍倉駅長は「大丈