原田眞人によるリメイク版「日本のいちばん長い日」を、上映開始日の最速上映時間に映画館で観た。しかし、終始退屈であった。 一方で、1967年に公開された岡本喜八による昭和版「日本のいちばん長い日」は、昭和天皇が終戦の詔書を鈴木貫太郎に命じるまでわずか20分、そこでタイトルバックが流れ、残りの時間は「8月15日の玉音放送に至るまでの24時間がいかに濃密であったか」というテーマを描き切ることに注力する。迫るタイムリミットに、視聴者は手に汗を握る。 (1)「日本のいちばん長い日」(1967年版、以下昭和版)の面白さはどこにあったか。それは紛れもなく戦争継続派の軍人たちである。時系列に沿って、彼ら戦争継続派と、終戦派、二つの軸が同時並行する。天皇陛下の御聖断を仰ぎ、陛下に読んでいただく原稿をまとめ、録音し、原盤を全国放送する。 — Sunao.K (@sunao365) 2015, 8月 9 (2)
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