元横綱日馬富士(33)の幕内貴ノ岩(27)への暴行問題で、日馬富士の傷害容疑での書類送検を受けて11日、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が取材に応じ、「本当にお騒がせして申し訳ない。厳粛に受け止める」と話した。今後は検察に移った捜査と処分に、全面的に協力していく姿勢を示した。 八角理事長は協会側での問題の全容解明が遅れていることについて、「これまでは集まれと言えば、集まるところが相撲協会の良さだと思ってきたが、今はそうなっていない。それがないと組織のガバナンスも出来ない」と苦悩の表情で話した。 問題を調べている協会の危機管理委員会では、暴力を振るわれた側の貴ノ岩の聴取がいまだに出来ていない状態。九州場所中から貴ノ岩の聞き取りを拒否してきた師匠の貴乃花親方(元横綱)も先月30日の理事会では、「警察の捜査が終われば聴取に応じる」との姿勢を示したと協会は発表している。 だが、依然、その聴