「筋タンパク質の合成作用を最大化させる」 現代のスポーツ運動生理学は、筋力トレーニングの目的についてこのように述べています。効果的なトレーニングとは、筋肉のもとである筋タンパク質の合成作用を効率的に高めるトレーニングのことを言います。現在では、このような観点からトレーニング内容を再設計(リ・デザイン)する研究がトピックスとなっているのです。 トレーニングの効果は、運動強度、運動回数、セット数など変数(値)によって決まります。効果的にトレーニングを行うためには、それぞれの変数が筋タンパク質の合成作用をもっとも高めるようにデザインされなければなりません。 効果的なトレーニング = 総負荷量(運動強度 × 運動回数) × セット数 × セット間の休憩時間…etc これまで、筋タンパク質の合成作用を高める運動強度や運動回数、セット数について考えてきました。今回は、トレーニングの頻度(週に何回、行え