親から虐待を受けるなどして里親に預けられた子どものうち、里親との関係が悪化したり虐待が疑われる行為を受けたりして施設に戻された子どもが、去年3月までの3年間に東京で少なくとも40人余りいたことが社会福祉協議会の初めての調査でわかりました。 東京都社会福祉協議会が初めて行った調査によりますと、里親との関係が悪化したり虐待が疑われる行為を受けるなどして児童相談所の判断で施設に戻された子どもが、去年3月までの3年間に少なくとも43人いたことがわかりました。 年齢別に見ると、13歳以上の中高生が19人と4割を占め、7歳から12歳が16人、6歳以下が8人です。 理由別では、里親との人間関係が悪化したケースが18人、虐待が疑われる行為を受けたケースが13人、不適切な扱いを受けたケースが7人、子どもの非行などが原因で里親が対応できなくなったケースが5人でした。 調査を行った東京都社会福祉協議会里親制度支