産経「翁長沖縄知事『敵意』むき出しで首相と面会して何を得ようとしているのか」だが、割と簡単な話である。敵対的な、交渉しない態度を明確化できればそれでよいためだ。 知事は、首相に何を飲ませられなくてもよい。そこで首相に交渉する気がないことを明らかにできる。知事はそれだけで抵抗へのヨリ広汎な支持を得られる。 基本は、政権の強引さと、知事が抵抗している姿勢を見せることだ。それだけで知事はパワーアップできるのである。 既に、その素地はある。会談が行われた5日午前。那覇市内のホテル近くには数百人規模の辺野古移設反対派が集結した。沖縄県警は警察官をホテル周辺に大量動員し、大がかりな警備を実施した。 「頑張れ、頑張れ、翁長」 翁長氏を乗せた乗用車が反対派の前を通ると騒然となり、翁長氏は車の窓を開け、手を挙げて歓声に応えた。翁長知事は保守系であるが、すでに革新系の支持も受けている。問題についても、今後はさ