七尾市出身の作家、藤沢清造(せいぞう)(一八八九〜一九三二年)の没後九十年の命日の二十九日、「清造忌」が同市小島町の菩提(ぼだい)寺・浄土宗西光寺で営まれ、藤沢に心酔する芥川賞作家、西村賢太さん(54)が墓前に手を合わせた。(大野沙羅) 藤沢は同市馬出町に生まれ、高等小学校を卒業して上京。一九二二年に貧困と病苦の中に生きる主人公を描いた長編私小説「根津権現裏」を発表した。島崎藤村らに評価されたが、その後は作品に恵まれない生活を送り、困窮の果てに東京・芝公園で凍死した。 七尾に26年墓参「おかげで食えてる」 西光寺には五三年に藤沢の墓碑が建立され、当時の住民有志が一度だけ追悼会を開いた。西村さんらはその意思を継ぎ、途絶えていた追悼会を二〇〇一年に「清造忌」として復活させた。命日に毎年一、二人が参列している。西村さん自身は、月命日と命日に欠かさず墓参りを始めて二十六年目。〇二年には藤沢の墓の隣
1日死去した作家で元東京都知事の石原慎太郎さんは生前、数々の発言で物議を醸す一方で、報道機関のインタビューに応じるなどして真意を語ってきた。過去に掲載した記事から石原さんの言葉を振り返りたい。 ※記事では差別表現を取り上げています。閲覧にご注意ください。肩書や年齢は掲載当時のままです。 「僕はベトナムを体験していなかったら、政治家にならなかっただろうな。宿命というか、必然だったと思う」 石原さんは政界を引退して5年後の2019年11月、東京都の田園調布の一角で、毎日新聞のインタビューに応じた。冒頭の言葉はベトナム戦争の従軍記者をした経験を振り返ったものだ。 日本文化について問われると、「どんどん日本人の感性は摩滅しちゃっている」と…
U.S., U.K. Criticize WHO For Not Reporting Alleged Racism, Abuse from Top Official <国際機関で高い地位にある日本人が、部下たちから人種差別と不正行為で内部告発を受けた。本人は否定しているが、AP通信は証拠の音声テープを持っているという> WHO(世界保健機関)のある日本人幹部が、人種差別と不正行為で告発された問題で、アメリカとイギリスがWHOに、さらなる説明責任を果たすよう求めている。 この問題は、WHO西太平洋地域事務局の葛西健事務局長が、同事務局で「組織的ないじめと人前でのあざけり」が横行する文化をつくり出したとして、内部告発を受けたものだ。AP通信によれば、アメリカとイギリスの2人の代表者はこの疑惑について、WHOの対応が不十分だと非難した。 アメリカの代表者は、今回の告発は「WHOの基本的価値観と、
[ロンドン発]約13万人のロシア軍がウクライナ国境に展開し、緊張が頂点に達する中、ロックダウン(都市封鎖)最中の飲み会や誕生日会疑惑(パーティーゲート)で窮地に立たされるボリス・ジョンソン英首相が世界中の物笑いになっている。 パーティーゲートの追及をかわすためウクライナ外交に転じたジョンソン首相。2月1日、キエフでの記者会見では「イギリス国内で大変な騒ぎになり、ウラジーミル・プーチン露大統領との電話会談をキャンセルして自国の下院議員への対応に追われているのに、どうして国際社会があなたの外交を真剣に受け止めなければならないのか」との質問が飛び出した。 ロシアのテレビ局はジョンソン首相を「イギリスで最も嫌われ、軽蔑され、嘲笑されている人物だ」「(首相側近だったドミニク・カミングズ元首席顧問は)ジョンソン首相は若妻キャリーに完全に支配され、かかとの下に置かれているが、同時にローマ皇帝と同じように
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