★9日、共産党書記局長・小池晃は会見で、今月22日に行われる「即位礼正殿の儀」や11月に行われる皇位継承の「大嘗祭」を欠席するとした。「現行憲法の国民主権、政教分離の原則とは両立しない」と従来の指摘を踏襲した。この政教分離の部分があいまいなのは小池の指摘通りで、皇室行事を否定してはいけないという心理からか、野党内からの同調した声は出ない。逆にこんなことを言っている限り政権には関与できないなどの単純な論評の方が幅を利かせている。勉強不足と皇室問題をタブー視した結果だ。 ★ただ小池の説明も言葉足らずだ。即位礼正殿の儀は、天皇が高御座から首相ら三権の長を見下ろす形で即位を宣言する形式が国民主権に反するとみられ、大嘗祭も宗教色の強い儀式だ。ではその際の予算措置はどうするべきか、どう分離すべきかとの議論を国会や国民に広く呼び掛けただろうか。 ★秋篠宮文仁親王は18年11月30日の誕生日に際して「国費