アメリカ海軍兵学校見学ツアー 愛妹。今回は日本を離れ、米国メリーランド州アナポリスにある海軍兵学校(United States Naval Academy=USNA)の見学ツアーに行ってきました。USNAは、ワシントンDCから車で1時間弱の美しい小さな港町にあります。様々な色の帆がはためくヨットハーバーの奥にあり、日本では保養地の葉山に海上自衛隊の横須賀基地がある感じでしょうか。日本は規模が小さいので、前回紹介した防衛大学校では陸・海・空全ての幹部自衛官となる学生を養成していますが、アメリカではUSNAが海軍と海兵隊専門の士官学校となり、その他に陸軍士官学校(United States Military Academy=USMA、ニューヨーク州ウェストポイント)と空軍士官学校(United States Air Force Academy=USAFA、コロラド州コロラドスプリングス)が別に
自衛隊広報としての『シン・ゴジラ』 愛妹。今年ももうすぐ終わりですね。一年の締めくくりとして、今年大きな話題となった自衛隊協力映画『シン・ゴジラ』のことを書きたいと思います。 By 江戸村のとくぞう, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=50326546 庵野秀明監督・脚本、樋口真嗣特技監督の『シン・ゴジラ』は、本年7月29日に公開され、12月16日現在で興行収入81億円の大ヒットとなりました。 私は2008年からずっと自衛隊協力映画を研究してきたので、『シン・ゴジラ』という作品の登場、さらにその大ヒットという現象には、深く考えさせられるものがありました。 私が定義した「自衛隊協力映画」とは、自衛隊が公的に協力した一般劇映画を指すので、単に自衛隊がストーリーに登場する映画とは異なります。 協力が実現する
海上自衛隊佐世保史料館「セイルタワー」 愛妹。今回は、海上自衛隊の広報施設である佐世保史料館、通称「セイルタワー」のことを書こうと思います。 セイルタワーという名のとおり、海のほうを向いた船の帆をイメージした大きな建物が、少し遠くからでもよく見えます。 しかしこのビルは新館部分にあたり、その新館を支えるようにくっついている旧館は、明治時代に海軍士官、外国士官などの懇談・接待・宿泊などに使用されたという水交社の建物を一部修復したものだそうです。なので、石造りの洋館に近代的なデザインビルが連結している不思議な外観となっています。 戦前に建てられた軍関連の立派な洋館は、米軍が接収していることがほとんどですが、この水交社も例に漏れず、1982年までは米軍の将校クラブとして使用されていたということです。呉にある海上自衛隊の第一術科学校や第一庁舎もそうでしたが、明治期に建設された海軍の建物は本当に立派
帝国主義段階の後発資本主義国として、急激な近代化を迫られた日本。そのなかで形成された近代天皇制を現代的視点から捉え直し、新たな分析視角と方法を提示する。 はしがき 序章 近代天皇制研究の現代的意義をめぐって 第Ⅰ部 日本ナショナリズムの特質と国民国家 第1章 近代日本における「民族」観念の形成――国民・臣民・民族 第2章 欧化主義ナショナリズムの一形態――徳富蘇峰の変遷から 補論 日本型国民国家と近代天皇制 第Ⅱ部 近代天皇制の政治構造把握への基礎視角 第3章 近代天皇制国家試論 第4章 近代天皇制国家の基礎的社会関係の変容――行政支配と村落構造 第Ⅲ部 日本型立憲君主制と天皇 第5章 日本近現代史のなかの昭和天皇 第6章 昭和天皇の戦争責任の論じ方をめぐって 第7章 「新しい」伊藤博文像の問題点――日本型立憲制の把握をめぐって 第8章 明治憲法下の天皇の権力をいかに理解するか――伊藤之雄
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