ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (10)

  • 博物館でのスケッチ問題と「出る杭が打たれるインターネット」について - いつか電池がきれるまで

    note.com これが『はてなブックマーク』のホットエントリに挙がっていて、まずタイトルをみて、「ああ、これは博物館が責められる流れなんだろうな」と思いながら読みました。 著者側は「模写禁止」になっていたというルールを認識しておらず、子どもが歴史的遺物やアートに興味を持ってくれていることを喜び、好奇心を伸ばそうとしていたのに、それが妨げられて残念に思っていることが伝わってきます。 僕も何度か海外の美術館に行ったことがあるのですが、作品を模写している子どもたちや美術学校の学生らしき人がけっこういて、みんなものすごく上手くて驚いたのと、こんなふうに世界的な名作を間近なところで模写できるというのはすごいな、と感心したのです。 ノルウェーのオスロ美術館では、ムンクの『叫び』が、ほとんどノーガードで展示されていて、写真も撮影できましたし。 ただ、だから海外は良くて日が悪いか、というと、そうも言い

    博物館でのスケッチ問題と「出る杭が打たれるインターネット」について - いつか電池がきれるまで
    btoy
    btoy 2021/11/24
    なんか昔よりトーンポリシングが強くなってる気がするのよね。何なんだろうねこれ。ネット上の空気が保守的、全体主義的になっているというか。
  • 『鬼滅の刃』の完結と「終わるべきときに、終われる時代」(『鬼滅の刃』のネタバレなし) - いつか電池がきれるまで

    natalie.mu かつて、『北斗の拳』や『ドラゴンボール』などの週刊少年ジャンプを支えたマンガたちが、マンガ家側の意に反して、「人気があるから」という理由で、けっこう強引な形で連載を続けられ、結果的に尻すぼみというか、「読者にも飽きられて連載終了」となったのをみてきた僕としては、これだけ人気があって、『ジャンプ』の屋台骨を支えている作品が、よくこれで終わらせてもらえたなあ、と思うのです。 『北斗の拳』の作者たち(武論尊さんと原哲夫さん)も、「ラオウ編で終わるつもりだった」と仰っておられました。 僕がよく知っている30年くらい前の『週刊少年ジャンプ』とは、出版社・編集者側の考え方が変わってきているのも事実なのでしょう。 fujipon.hatenadiary.com これは、『暗殺教室』の松井優征さんと、nendoの佐藤オオキさんの対談なのですが、松井さんは『暗殺教室』のクライマックス

    『鬼滅の刃』の完結と「終わるべきときに、終われる時代」(『鬼滅の刃』のネタバレなし) - いつか電池がきれるまで
    btoy
    btoy 2020/05/19
    逆に、収益構造が変わっただけで出版社のマネタイズありきなところは何も変わっていないとも言える。鬼滅がアニメ化されていなかったら終われただろうか。
  • 是枝裕和監督を批判している人たちは、文化庁の助成金を「国家権力からのお恵み」だと思っているのだろうか? - いつか電池がきれるまで

    togetter.com 自分が「距離を置く」と言っている対象からお金をもらっている(らしい)、ということに対して、是枝裕和監督を批判する人がいる、ということなのでしょうけど、僕はこういうネットでの反応をみると、なんでみんなこんなに「電通脳」なんだろう、広告代理店に勤めているわけでもなかろうに、と思うんですよ。 文化庁の助成金って、大元はみんなが納めている「税金」じゃないですか。 大原則としては、われわれのお金なわけですよ。 だから、「こんなつまらない映画、あるいは反社会的な映画に俺の金を使うな」というのは理屈として正しいけれど、「助成金をもらっているのだから、政府(=スポンサー)に迎合しろ」というのはおかしい。 日では、政府というのは、「自分には関係ない大企業」みたいな存在なのだろうか。 僕は、クリエイターが権力に迎合するような存在であってほしくないし、そんなプロパガンダ映画は観たくあ

    是枝裕和監督を批判している人たちは、文化庁の助成金を「国家権力からのお恵み」だと思っているのだろうか? - いつか電池がきれるまで
    btoy
    btoy 2018/06/10
    どう言い換えても「公権力と距離を置く」と「助成金を貰う」は矛盾してるよ。更に言えば助成金のことに言及し文化庁や野党に苦言を呈したことも「公権力と距離を置く」と矛盾してる。/監督は強かだよ。いい意味で。
  • 「やりたいことを仕事にすれば我慢しなくていい」って言う人たちについて - いつか電池がきれるまで

    bunshun.jp 半世紀くらい生きてきてわかったのは、お金をもらえる「仕事」には、2種類しかない、ということです。 ひとつは、みんなができないこと。 もうひとつは、みんながやりたくないこと。 ものすごく大雑把に考えると、この2つしかないのです(みんなができなくて、しかもやりたくない、という合わせ技もあるのですけど)。 僕も野球部で1年生は球拾いのみとか、寿司屋で何年も皿洗いとかいうのは、不合理だし、旧いシステムだなあ、と思うのです。球拾いをしたって野球が上手くなるわけでもないし、皿を洗っても、美味しい寿司が握れるとは思えない。 ただ、野球部とかでも、当にすごい選手は1年生でも、全盛期のPL学園で夏の甲子園に出場していたので、おそらく「例外」みたいなものはあるのでしょう。寿司屋はどうかわからないけれど。 fujipon.hatenadiary.com 「下積み」って、ほんと効率が悪いで

    「やりたいことを仕事にすれば我慢しなくていい」って言う人たちについて - いつか電池がきれるまで
    btoy
    btoy 2018/05/12
    打ち込んだプログラムが何度確認しても動かない時は電話して確認してた。大抵の雑誌では巻末にプログラムの問い合わせ先電話番号が載ってる。
  • 牛乳石鹸のCMに対するいろんな意見を読んでいると、なんだか落ち込む。 - いつか電池がきれるまで

    ネットにちょっと、疲れている。 というか、疲れるようなところに、自分で近づいているのも間違いないのだが。 地雷原と看板に書いてあるのに自分から踏み込んでいって、「なんでこんなところに地雷が埋まってるんだ!」と怒っているヤツは馬鹿だよね。 牛乳石鹸のCMに対するいろんな意見を読んでいると、なんだか落ち込む。 このCMをみても牛乳石鹸への購買意欲はそそられないだろうけど、ああいう定番ブランドって、こういう形でも、名前をときどき思い出してもらうだけで十分なのかな、という気もする。 僕はあのお父さんのダメなところを頭では理解できるつもりだけれど、これまでの人生で、ああいうことをやっていなかったか、と問われると、全く自信がない、というか、思い当たる節がたくさんある。 仕事が終わったあと、部下をフォローするための飲み会の席で、家族からの電話を取らないお父さんが批判されているけれど、あれをみていて、「あ

    牛乳石鹸のCMに対するいろんな意見を読んでいると、なんだか落ち込む。 - いつか電池がきれるまで
    btoy
    btoy 2017/08/17
    リアルだからダメなんだろうな。「さ、洗い流そ。」というコンセプトとは真逆に現実の澱を頭からぶっかけられるCMになってる。
  • 「侍ジャパン」が苦手だ。 - いつか電池がきれるまで

    www.japan-baseball.jp ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が盛り上がってきていて、僕も「身近な人がどこのチームのファンだか確認せずに応援できる日本代表」って、応援しやすくてラクだよなあ、なんて思いながら観戦しております。 でも、こういう大会のたびに、僕はちょっと引っかかってしまうところがあるんですよ。 それは、チームの「愛称」のこと。 今回は、野球の男子日本代表チームは「侍ジャパン」という愛称で呼ばれているわけですが、まあ、なんというか、「今の日に侍なんていないだろ、外国人に『日といえばフジヤマ、ゲイシャ』って言われたらムカつくのに、なんで『サムライ』はOKなんだ?」とか思ってしまうのです。 そもそも、大部分の日人(そして、代表チームの選手たち)の祖先は「侍」じゃなかったはずだし、侍がえらい、すごいというのは身分制度を肯定していることになるのでは。 多く

    「侍ジャパン」が苦手だ。 - いつか電池がきれるまで
    btoy
    btoy 2017/03/16
    世界的な知名度、相手チームへの威圧感、日本らしさ、これら全てを兼ね備えた「カミカゼジャパン」が一番いいと思う。
  • 「PTAやばい」。でも、「PTA的なもの」を捨ててしまうのも難しい。 - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp www.buzzfeed.com toyokeizai.net nemurenai-same.hatenadiary.jp PTAの活動に対する疑問が、ここにきて一気にネットから噴出してきた、という感じですね。 僕自身はそんなに深くPTA活動にコミットしているわけではありませんし、子どももそんなに規模が大きくない小学校に通っているので、多くの公立小学校とは状況が異なるのでしょうけど、ときどき垣間みる範囲でも、PTAって大変だよな、って思うのです。 PTAそのものの活動もそうだし、PTAに付随する「親どうしも仲良くしましょう!」みたいなのが、人付き合いが苦手な人間としては、けっこうキツいのです。 そういうのを「同じような職種に限定されがちな人間関係を拡張するチャンス」だと思えればいいのだけれど。 ただ、僕の個人的なつらさはさておき、学校という組織と保護者の

    「PTAやばい」。でも、「PTA的なもの」を捨ててしまうのも難しい。 - いつか電池がきれるまで
    btoy
    btoy 2017/01/30
    必要なのはPTAへの参加を完全に任意にすることだと思う。参加を強制されることへの不満が今のバッシングの根幹だと思うから。あと「PTAの代わり」じゃなくても、やりたいことだけやる有志の会を作ってもいいのよ~。
  • 僕は「新しいゲームが生まれない時代」を生きているのかもしれない - いつか電池がきれるまで

    いま、PS4で『ニューダンガンロンパV3』を熱心にやっているのですが、まあなんというか、素晴らしく面白いけれど、とても殺伐としたシーンが多いゲームでもあるんですよね。 PSVITAでやった『カオスチャイルド』というゲームも、すごくよくできた物語でのめり込んでしまったのですが、けっこうキツい残酷描写が目立っていました。 「面白い」のは確かなのだけれど、こんなに殺伐としたゲームがものすごく売れてしまうのって、なんだか不思議な気がします。 『シュタインズ・ゲート』をはじめてプレイしたとき「僕は楽しいけど、『2ちゃんねる』用語が平然と並んでいるようなテキストが延々と続くゲームが、こんなに売れているのか」と驚いたのを記憶しているのです。 僕は「テレビゲーム」をかれこれ35年くらいやっているのですけど、最近よく思うのが、「新しいジャンルのゲームって、しばらく見ていないなあ」ってことなんですよ。 その代

    僕は「新しいゲームが生まれない時代」を生きているのかもしれない - いつか電池がきれるまで
    btoy
    btoy 2017/01/14
    なんでもそうだけど黎明期の体験って特別なんだよね。それを体験してしまった以上、新しいゲームを求めるってのはノスタルジーでしかないのかもね。
  • 「有吉弘行さんと夏目三久さんが交際している」というのを聞いてわき上がってくる面倒くさい感情を、いったいどんな言葉にすれば良いのだろうか? - いつか電池がきれるまで

    headlines.yahoo.co.jp www.nikkansports.com 昨夜、さあ寝るぞ、と思いながら寝る前のTwitterチェックをやっていたら、このニュースをみて、「ええっ?」と驚いてしまったのです。 ただ、そのときは『はちま起稿』の記事だったこともあり、「いやこれはバーボン(『2ちゃんねる』で扇情的なタイトルで閲覧者をおびき寄せ、訪問した人を『ウソでした!』と小馬鹿にするスレッド)かもしれん。うかつに信用するな」と自分に言い聞かせていました。 日刊スポーツの一面っぽい画像をつくる人くらい、いくらでもいそうだし。 だがしかし、夜が明けてから、急速にその話は拡散し、さまざまなメディアで採りあげられています。 マツコ・デラックスさん、有吉さん、夏目さんの三頭体制の『怒り新党』のファンだった僕としては(青山愛さんもなかなか良いのだけれど)、この話を聞いた後の自分の感情に、やや困

    「有吉弘行さんと夏目三久さんが交際している」というのを聞いてわき上がってくる面倒くさい感情を、いったいどんな言葉にすれば良いのだろうか? - いつか電池がきれるまで
    btoy
    btoy 2016/08/24
    自分も似たようなことを思った。番組当初の3人のバランスが絶妙であったが故にそのバランスが崩れてしまっていたことに対する失望感がある。でも全然お似合いと思えないふたりのバランスが未知数過ぎて期待感強い。
  • 「医学部に進んでしまったけれど、医者にはなりたくない」という増田さんへ - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp 僕には僕自身の経験からしか語れないのだけれど、それでもこの増田さん(「はてな匿名ダイアリー」の著者は、「増田」と呼ぶのが慣例なのです)の選択に、少しでも役に立てればと願いつつ書きます。 僕自身、あまり医者になりたくなかったのに、結果的になってしまった人間なので、増田さんの気持ちはわかる。 僕の父親は医者で、普段は「お前は医者にならなくても、好きなことをやってもいいよ」と言ってくれていたのですが、高校時代の模試で一度法学部希望にしたら、あからさまに機嫌が悪くなったのを覚えています。 僕の人生の「職業選択における希望」は、弁護士か文系の学者(できれば歴史学者、「ヤン・ウェンリー症候群」ですね)、もしくは「ものを書いてべられる人」だったんですよね。 あと、ゲームをつくる人や、ゲーム雑誌の編集者にも憧れたなあ。 ただ、そういう親の「暗黙の期待」みたいなものを裏

    「医学部に進んでしまったけれど、医者にはなりたくない」という増田さんへ - いつか電池がきれるまで
    btoy
    btoy 2016/01/13
    親が自分の子供の夢を諦めさせ医者の道に進ませる行為って許されるのかな。医者クラスの強力な資格だったら許されるんだろうか。わからない。
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