荷物量が減らず 「お中元シーズン…昼休み取れていない」 宅配最大手、ヤマト運輸が配達指定の時間帯を見直して1カ月あまりが過ぎた。宅配ドライバーの負担軽減が目的だが、現場のドライバーからは「状況は変わっていない」との声も出ており、待遇改善には時間がかかりそうだ。一方、宅配業界の人手不足などを受け、大手スーパーなどでは物流効率化に向けた独自の試みも始まっている。 「お中元シーズンで荷物量が増えていることもあり、配達時間を見直しても昼休みは取れていない」。関東地方で勤務するヤマトの40代男性社員は、そう話す。ヤマトは、再配達の増加などで負担が増えるドライバーの昼食時間を確保しようと、6月19日から「正午~午後2時」の時間指定の配達を廃止した。また、「午後8~9時」の最も遅い指定区分も「午後7~9時」の2時間に拡大し、最後の1時間に配達指定が集中するのを緩和…