日産自動車の子会社として電池生産を担当してきたオートモーティブエナジーサプライ(AESC)。中国の再生可能エネルギー大手であるエンビジョン(Envision)グループの傘下に入り、エンビジョンAESCグループとして2019年4月に再出発した。同社への日産の出資比率は約20%である。 現状の生産能力は年産12.5GWhほどで、2026年までに同300GWhへと拡大する計画だ。電池供給先は日産とフランスRenault(ルノー)、三菱自動車による3社連合が全体の9割以上を占めるが、今後は供給先が増える。ホンダは2024年に発売予定の商用軽EVに、エンビジョンAESCグループの電池を搭載する。 ドイツMercedes-Benz Group(メルセデス・ベンツグループ)も電池調達を決めた。エンビジョンAESCグループは米国ケンタッキー州に工場を建設中で、そこで生産した電池をメルセデス・ベンツに納める
デンカ株式会社(東京都)は20日、SCG Chemicals Public Company Limited(タイ、以下SCGC社)と、アセチレンブラック製造販売事業を行う合弁会社設立に向けた契約を18日に締結し、同日調印式を実施したことを発表した。 デンカのアセチレンブラックは、導電材料であるカーボンブラックの一種で、アセチレンガスの熱分解によって製造される。デンカは独自の熱分解合成技術により、金属、硫黄等の不純物が極めて少なく、超高純度かつ高い導電性を実現しており、次世代車(xEV)のリチウムイオンバッテリー、洋上風力発電の高圧送電線ケーブル用途で使用され、近年需要が急拡大している。 デンカは現在、国内外合わせて3拠点でアセチレンブラックの製造を行っており、急増する需要への対応策として新たな製造拠点の設立をかねてより計画していた。契約締結先であるSCGC社は、アジア有数のコングロマリット
「原子力発電に関係する技術」と言われると、東日本大震災を経験した日本ではどうしても一歩引いた目で見られてしまいます。しかし、ある目的のために開発された技術が、他の事例に応用できるということはよくある話です。 日本で原子力関連の研究開発を担う、日本原子力研究開発機構(JAEA)で長年培われてきた「ある技術」が、日本はもちろん脱炭素社会を目指す世界にとって非常に重要な技術として、いま花開こうとしています。 その技術の社会実装に向けて尽力しているのが、2021年4月にJAEAの元研究者らが設立したレアメタルリサイクルベンチャーの「エマルションフローテクノロジーズ」です。 エマルションフローテクノロジーズは、電気自動車(EV)などに使われている「リチウムイオン電池」からリチウムやコバルトなどのレアメタルと呼ばれる金属元素を回収し、再びリチウムイオン電池の材料として活用する、いわゆる「LIBリサイク
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く