ホンダとGMで共同開発する量販型EVシリーズの第1弾で、これは予定通り発売する。だが、第2弾以降の共同開発は白紙となる。(写真:日経クロステック) ホンダは2022年4月に量販価格帯のグローバルEVシリーズの共同開発に合意したと公表。以下の戦略を明らかにしていた。 (1)量販価格帯の新たなEVシリーズを2027年以降、北米を皮切りに投入予定 (2)コンパクトスポーツ多目的車(SUV)を含む、グローバルで人気の高いセグメントに向けたEVシリーズ (3)両社で世界規模での生産を可能にする設計を検討 (4)次世代バッテリーに関する協業の深化についても検討 ただし、両社が既に共同開発済みで2024年に北米市場での発売を予定しているSUVタイプのEV「プロローグ」は、計画通り販売するという。同車種は量販EVシリーズの第1弾だったが、両社で描いたEV戦略は破綻したことになる。