【ブラジリア=菅原啓】ブラジルのジルマ・ルセフ大統領の2期目の就任式が1日、首都ブラジリアで行われ、中南米6カ国の大統領をはじめ約70カ国の政府代表が参加しました。日本の政党としては日本共産党が唯一招待を受け、緒方靖夫副委員長と菅原啓国際委員会委員が出席。先の総選挙後初めての対外活動の中で、交流した諸党から躍進への祝意が表明されました。 真夏の炎天下、大統領府前には約3万人の支持者らが集結。ルセフ大統領は就任宣誓後の演説で、貧困層対策や最低賃金引き上げなどの努力の結果、極貧層を3600万人減らすことができたことを紹介。インフレ対策や財政規律など経済の安定化を図りつつ、こうした社会開発プログラムをより深化させる考えを示しました。 外交政策では、中南米との関係を引き続き優先し、中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)の発展を進める方針を強調しました。 緒方氏は就任式の前に開かれた昼食会で、志位和