10月最後の週末だが、北から寒波が襲ってきたかと思うと南から台風が襲来するなど大荒れで、何か現在の日本社会を象徴するかのようだ。 大荒れなのは日本だけではなくアメリカでも同じで、11月2日に行われる中間選挙で共和党の勝利が予想されているが、一昨年の「チェンジ」旋風はどこへやら、茶番党というべきか茶会党というべきか(一般には「茶会運動」と訳されるが、私にはへそが茶を沸かす「茶番運動」としか思えない)、わけのわからない「ティーパーティー」旋風が吹き荒れ、共和党内をさらに「右」から脅かしている。 ここで「右」というのは、政治思想上以上に経済政策面を指す。オバマ大統領は「社会主義者」だと批判され、共和党は「小さな政府」を目指すが、現在の共和党主流は手ぬるいと、さらなる「極右」からこれを攻撃するのがティーパーティーであり、それを後押しするのが、一昨年の共和党大統領選候補争いにおいて、おバカな言動で全