JR東日本秋田支社は2月17日、同支社に所属する583系特急形寝台電車が、4月8日の運行を最後に引退すると発表した。国鉄時代に製造された寝台車が、JRの営業路線から姿を消す。 583系は旧国鉄の特急形寝台電車。関西~九州向けの581系が1967年から運転を開始し、翌1968年には東日本方面でも運用できる583系が登場した。車内には中央通路の両側に4人用ボックス席を設けているが、ボックス席は3段式寝台(一部は2段式)に変換することが可能。昼間は座席の特急列車として運転し、夜は寝台特急として運転できるようになっていた。 老朽化のため廃車が進み、夜行列車自体の需要も小さくなったことから、2012年には定期列車での運転を終了。秋田支社の秋田車両センターに所属する6両編成1本だけが残り、団体列車などで使われていた。 秋田支社は583系の引退に伴い、引退記念の旅行商品を発売する。まず4月2日、「ありが