リマで5日、支持者らの前で勝利宣言をするウマラ候補=ロイター 5日に決選投票があった南米ペルー大統領選は開票が進み、左派で民族主義者の退役軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)が、保守のフジモリ元大統領の長女で国会議員のケイコ・フジモリ氏(36)を破り、勝利が確実な情勢だ。ウマラ氏はリマ市内で勝利宣言した。 6日に中央選管が発表した開票率約92%段階の得票率はウマラ氏は51.28%、ケイコ氏が48.72%。 勝利宣言した集会でウマラ氏は「投資も呼び込み、開放的な市場経済を推進する」と述べ、急速な左傾化を恐れて、外国企業の投資が逃げてしまうとの懸念の払拭(ふっしょく)に努めた。