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ブックマーク / kamiyakenkyujo.hatenablog.com (35)

  • コミケでの中核派参加問題、「韓国人・中国人お断り」張り紙問題 - 紙屋研究所

    コミケでの中核派参加問題、「韓国人・中国人お断り」張り紙問題について思うことを書いてみる。*1 togetter.com togetter.com コミケは自主的な団体である。そういう団体がどのような結社方針を持とうがそれは結社の自由である。だから、「中核派お断り」という方針を持つことは、非難されるかどうか別にして、法律では規制されない自由である。もちろん「共産党お断り」「自民党お断り」という方針を持つことも自由である。 しかし、自主的な団体として結社の自由を行使できたとしても、その結社の自由を制約される場合がある。結社の自由は広く認められないといけないのだけども、どうしても緊急避難的に結社の自由という人権を制約・調整してでも保護すべき他の人権があるからだ。 例えば、「障害者お断り」。これは障害者差別解消法の「不当な差別的取り扱い禁止」に違反する。 同じように、「韓国人・中国人お断り」。こ

    コミケでの中核派参加問題、「韓国人・中国人お断り」張り紙問題 - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2019/01/04
    「外国人お断り」は違法であり表現の自由の保護を受けないで切れる/中核は通説的には「明白かつ現在の危険」が認められないと排除は難しい(泉佐野市民会館最判は議論あり)。後は「表現の自由市場」か。
  • 新語・流行語大賞トップテン「ご飯論法」受賞でのスピーチ - 紙屋研究所

    『現代用語の基礎知識』選、ユーキャン 新語・流行語大賞トップテンに「ご飯論法」が選ばれ、ぼくは、上西充子教授と共同受賞させていただきました。 その時のぼくのスピーチを下記の記事から転載しています。書き起こしありがとうございました。 note.mu ぼくは、今年の重大なニュースの一つが、森友問題に関わる公文書改ざんの発覚だったと思っています。民主政治の危機です。そのことに関わる言葉としてスピーチできたのは意義のあったことだったなと思っています。 なんども言ってますけど、この論法についての発見は上西さんによるものでした。論法として問題を提起することで、相手がすり替えようとしているものが見えてきました。 紙屋高雪のスピーチ(書き起こし) ブロガーの紙屋と申します。今日、選んでいただきまして、どうもありがとうございます。 今日、話を聞くと、他の国語辞典(大辞泉)でも(「新語大賞」の「次点」として)

    新語・流行語大賞トップテン「ご飯論法」受賞でのスピーチ - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2018/12/04
    「ブロガーの紙屋です(キリッ」←身バレしてますが(謎笑/ちゃんとブロガーしとると、ブロガーのハコに戻れる。見習いたい(爆
  • 『君たちはどう生きるか』 - 紙屋研究所

    民主青年新聞(2017年 11月 20日付)に吉野源三郎『君たちはどう生きるか』のマンガ版(マンガ:羽賀翔一)についてのコメントを寄せました。 戦前(1937年)に子どもに向けて書かれたで、「コペル君」というあだ名の主人公が叔父さんとノートを使って交流しながら、いじめ、勇気、貧乏、偉人、社会とのつながりなど、自分にあった出来事の意味をいろいろ考えていくという筋書きです。 マンガ版の新鮮な感動と危うさ ぼくは、今から四半世紀も前になる学生時代にこのを左翼仲間の先輩たちに勧められて読み、それっきりだったのですが、このマガジンハウスのマンガ版をきっかけに読み直し、「一体自分は学生時代に何を読んでいたのだ」と猛省し、新鮮な感動を覚える読書体験をしました。 そして、あわせて、もう一度原作を読み直したのです。 すると、マンガ版は原作と似てはいるし、必要な要素を揃えているのですが、強調ポイントが大き

    『君たちはどう生きるか』 - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2017/11/20
    科学と規範、実践については、ブレヒト「ガリレイの生涯」参照(同時代である)/社会科学含め、戦時体制下での表現を子ども向けのそれに託したという側面ありとの指摘も。
  • 『戦下のレシピ』『昭和経済史』 - 紙屋研究所

    『この世界の片隅に』のアニメをきっかけに、戦時中の日常生活についての文献をいくつか読んだ・読み返した。 戦争になるとなぜ糧難が起きるのか――斎藤美奈子が示した2つの理由 斎藤美奈子『戦下のレシピ』(岩波現代文庫)、中村隆英『昭和経済史』(岩波書店)はその一つ(2つ?)。 『戦下のレシピ』の中に「なぜ戦争糧難を招くのか」という節がある(第5章)。 斎藤は「戦地に送るからべ物がない?」という仮説をまずは批判する。 総人口は変わらないので理屈に合わない、と。「まして旧日軍は、糧について甘く見ていた」(斎藤p.158)。 うむ、アジア・太平洋戦争の「戦死者」の半分が餓死、それ由来の病死だったことは有名だし、牟田口中将の「元来日人は草である、然るに南方の草木は全て即ち之料なのである」という小並感発想をもとにしたインパール作戦での失敗を見てもそれはよくわかる。 斎藤は、この仮説を批判

    『戦下のレシピ』『昭和経済史』 - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2017/01/21
    1944年時点で、朝鮮半島の土地と産米の収奪は完成し、多くの朝鮮人が内地で軍需工場、炭坑等で働くことに(経済的徴用制)/一方、内海である瀬戸内海も「わしらの海じゃのうなった」(周作の父、円太郎談)状態に。
  • 『この世界の片隅に』の原作とアニメの距離――もしくは戦争についての創作はどう描くのが「成功」なのか - 紙屋研究所

    書いていたら長くなった。 先に要旨をまとめておく。 マンガ『この世界の片隅に』は前半が戦前・戦時の日常の描写、後半が主人公の心象であり「記憶」と「想像力」をめぐる物語である。他方、アニメ「この世界の片隅に」は、戦前・戦時の日常をそのまま再現・保存することにしぼられた作品であり、原作のもつ後半部分は後景に退いている。両者は別々の作品(別個の価値をもつ作品)である。 戦争小説戦争をめぐる創作(マンガ・アニメ・映画・ドラマ・演劇…)は手法と題材を選ぶことで、何かを強調し、何かを切り捨てるので、どんな作品であっても批判は呼び起こされる。多様な書き手が多様に描くことでしかこのジレンマは解決されないのではないか。 以下は、映画・原作のネタバレが含まれている。 「暗い」「つらいから読みたくない」と「楽しくて何度も読み返したくなる」 「女性のひろば」という雑誌(共産党発行)の2017年1月号に「『この世

    『この世界の片隅に』の原作とアニメの距離――もしくは戦争についての創作はどう描くのが「成功」なのか - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2016/12/13
    現代の戦争は巨大な混沌であり、一作品では叙述し難い/ある意味CTやMRIのように断面が多い方が全体像に迫れる。無意味な断面もあろうが、今なら診断し得る「名医」はいる。
  • 博多駅前陥没事故について(および福岡市政について) - 紙屋研究所

    博多駅前陥没事故で復旧が早かったことに関連して、びっくりしたことがある。 復旧の早さそのものではない。 高島宗一郎・福岡市長に対してまで賞賛の声が上がっているのを聞いてびっくりしたのだ。 異常という他ないので、一言書いておきたい。 事故の最高責任者に「賞賛」? 具体的な原因究明はこれからであるにせよ、すでに市自身は直接の原因が市の地下鉄(七隈線延伸)工事であることを認めている。いわば市の公共工事が原因で起きた事故であり、その責任は市長自身にあることは明白だからだ。 事故の最高責任者に「賞賛」を浴びせるという、その意味がわからない。 繰り返される「陥没」と国の「警告」 しかも福岡市が起こした地下鉄工事をめぐる道路陥没事故は初めてではない。 まず2000年6月20日には、中央区薬院で今回ほどではないが大規模な道路陥没を起こしている。 陥没三たび生きぬ教訓 福岡市、事前調査で見抜けず 岩盤もろく

    博多駅前陥没事故について(および福岡市政について) - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2016/11/20
    わかりやすすぐる(唖然/和田政宗は元NHKアナウンサー、高島宗一郎は元KBCアナウンサー【豆】
  • 「ユリイカ 詩と批評」の「特集・こうの史代」に書きました - 紙屋研究所

    「ユリイカ 詩と批評」(2016年11月号)の「特集・こうの史代」に「『この世界の片隅に』は「反戦マンガ」か」という一文を書きました。今日、出版社から届いていました(ありがとうございます)。 ぼくにとってスリリングな1冊です。 なぜスリリングかというと、まさに「『この世界の片隅に』は「反戦マンガ」か」という問題意識に重なる文章がいくつか掲載されていて、ある部分はぼくの提起と共鳴しあっており、ある部分はぼくに対する批判になっているからです。もちろん、お互いに意図して「共鳴」したり「批判」しているわけでなく、このテーマを意識することによって、当然生まれる問題なのですが。 特に意識されたのは、中田健太郎「世界が混線する語り」、村上陽子「原爆文学の系譜における『夕凪の街 桜の国』」でした。 中田では、例えば「『声高ではない』戦争批判であるからこそ素晴らしく」という評価の仕方への引っ掛かりや、「直接

    「ユリイカ 詩と批評」の「特集・こうの史代」に書きました - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2016/11/18
    映画は今日鑑賞して「生活点のディティールが半端ない」と思ったが http://togetter.com/li/1049981 、原作はまた違うのか。原作読みたい。ブッコフ行ってみるか。
  • 松竹伸幸『慰安婦問題をこれで終わらせる。』 - 紙屋研究所

    このはひとことでいえば、慰安婦問題についての左翼による韓国批判である。日の右派がやる韓国批判では何の新鮮味もないだろうが、左翼、しかも「日帝国主義の植民地支配」と厳しく闘争してきた日共産党の元政策スタッフ(現在は退職している)がやる韓国批判なのだから、一度はのぞいてみたいと思わない方がおかしい。 シロウトの日国民にとっての慰安婦問題 いわゆる「慰安婦」問題は、「難しい」というのが第一印象である。定義やカテゴライズをよく知らないと発言できないような雰囲気がある。 たとえば 政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかった という命題は正しいだろうか、正しくないだろうか。 「正しくない」が正解である。 なぜなら、インドネシアのジャワ島でのいわゆるスマラン事件中国・桂林での事件では、日側の公文書はなかったが、外国側の公文書(バタビア臨

    松竹伸幸『慰安婦問題をこれで終わらせる。』 - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2015/05/05
    また松竹の「右も左もない」が出た(失笑)ブコメもアレな衆が大喜び(憮然/未だ松竹に幻想を抱いている一点で紙屋氏の見識を疑う。共産党のアジア政策に影響を保ってないと信じたいが。
  • 「軍師官兵衛」、今日は「城井谷の悲劇」だぜ! - 紙屋研究所

    NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の日(2014年9月14日)放映分は、なんと「城井谷の悲劇」である。 ぼくは以前のエントリで、“どうせNHKはこの官兵衛の黒歴史は描けまい。ハハハハ”と侮りまくっていた。 屋代尚宣『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』 - 紙屋研究所 NHKパンフの描き方にみられるように、大河ドラマの主人公が謀殺などをした男であってはならず、このエピソードがとりあげられることはまずない。 職場でこういう話が好きな人と、「まさかあのエピソードは扱うまい」と話題にしていた 正直、スマンカッタ かなり、しっかり、はっきり扱いましたね……。ええ。 NHKの描き方は、次の通りである。 宇都宮に大敗したのは官兵衛ではなく、息子の長政の独断専行であって、官兵衛の天才軍師としての実績には傷はつかない。 その後の宇都宮攻めでは、長政が作戦を立てたものの、官兵衛の承認のもとにおこなわれた「官兵衛の管理下の

    「軍師官兵衛」、今日は「城井谷の悲劇」だぜ! - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2014/09/16
    「天下布武以降秀吉がとち狂ってきたことの例証」か、「松坂桃李人気が半端ないので黒田長政に泥をかぶせたくなかった」の一方か両方かと思う(^(00)^;;
  • 議事録に残るヤジのこと - 紙屋研究所

    都議会のヤジが問題になっている。 東京にいたころ、国会や都議会を傍聴した。国会のヤジは有名であるが、都議会のヤジもかなりひどかった。自民・公明がひどいという印象があって、共産が質問しているときは、聞き取れないこともしばしばあった。 ところが福岡市に来てびっくりしたのは、市議会でほとんどヤジがないことである。特に自民党・公明党は一言もヤジを発しない。きわめて「紳士・淑女」なのである。 というか、東京は総じて地方議会がヤジに寛容であった。 ぼくが初めてそのことに気づいたのは、議事録を読んでいるときだった。 議事録にほとんど残らない福岡市 実は、ヤジは議事録(会議録)に記録されることがある。 「発言する者あり」「……と呼ぶ者あり」などと記されているのがそれだ。 福岡市議会の場合は、これがほとんどない。 唯一あるのは 「異議なし」と呼ぶ者あり。 というフレーズだけである。 これが検索するといっぱい

    議事録に残るヤジのこと - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2014/06/27
    「福岡市議会では...ヤジはほとんどない。」←「花子とアン」を見てるので意外に思える。それとも飯塚や直方はまた違うのだろうか(偏見(^(00)^;;
  • 竜田一人『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』 - 紙屋研究所

    「週刊プレイボーイ」のマンガ評「この漫画がパネェ!!!」で竜田一人『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』(講談社)について書いた。書のオビでも(小さく、だけど)紹介されている。*1 記録マンガとしてすぐれている ぼくは、『いちえふ』について、基的には記録マンガとしての素晴らしさを評価した。これはすでに多くの人が指摘している通りである。 映像=絵としての記録、というシンプルな意味である。 文字で読んだ原発のルポでは、空間的な認識をどうしても起こしにくい。30年以上前のルポである堀江邦夫『原発ジプシー』(現代書館)は後述するが大変すぐれた潜入ルポである。しかし、文字によって得られる空間イメージはやはりかなり制限される。ところどころ、作業の写真が載っているのだが、昔の写真であるためか、全体的に黒っぽくてわかりにくい。増補版p.164の写真など何がなんだかわからない。 竜田『いちえふ』では、

    竜田一人『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』 - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2014/05/03
    現場労働者に職域を害される等々のルサンチマンがあることは推察されるが、軍需産業が平和産業に転換された故知に習えば、原子力プラント産業や原子力工学の廃炉へのシフトチェンジに活路があるのでは。
  • 『ドラえもん』5巻 「ぞうとおじさん」を語る - 紙屋研究所

    娘が保育園の卒園式で合唱構成「ぞう列車がやってきた」のうちの数曲を唄った。そのあと、保育園の先生たちから「ぞう列車がやってきた」を唄わないかと誘われた。園とは別に市民団体(うたごえ運動の団体)で唄っているやつである。卒園したが4月からその合唱に参加している。ぼくは唄っていないが、娘が通って楽しそうに唄っている。保育園時代の仲間が数人いるので(学校にはあまりいない)、そういう楽しさも手伝っているのだろう。 保育園では「ぞう列車」にかかわる絵を何冊か読んだようだった。 「ぞう列車」というのは、戦争で動物園の動物がたくさん殺され、戦後生き残った東山動物園(名古屋)のゾウを見るために走った、特別な列車のことである。 つれあいはぼくと同じように「見るだけ・聞くだけ」参加であるが、子どもが唄う様子を見たり、それらの歌に親しんだり、合唱構成の全体を改めて知るなかで、「やっぱりこういう古典的な戦後民主主

    『ドラえもん』5巻 「ぞうとおじさん」を語る - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2014/04/19
    たしかにこのエピソードでは、ドラちゃんに「タイムスクープハンター」のうどん県の人のような「歴史を改竄してしまうことへの怖れ」が感じられない。まあNHKじゃないからええんか(えっ
  • 屋代尚宣『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』 - 紙屋研究所

    NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の視聴率が急落だそうである。 http://npn.co.jp/article/detail/70028087/ 観てない? いやぼくも観てないけどね。娘と「ダーウィンが来た!」を観た後観ようととすると娘から「消して!」と言われる。むりやりスイッチを切られる。ドラマ一般が「こわい」からである。とりわけ時代劇は。 そもそも多くの人にとって「クロダカンベエ? なにそれうまいの?」という状態ではないのか。そういう非常識・非国民な手合いのために、おれがひとつ黒田官兵衛まめ知識をさずけてやる。 黒田官兵衛というのは、兵庫県あたりの土豪だったんだけど、中国地方に攻めてきた織田信長、その家臣だった豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)の軍師、まあ参謀みたいなもんになって、その後秀吉の天下統一を大いに助けた、そういう人物だとされている。 まめ知識おわり。 「黒田官兵衛」の人生のどこにドラ

    屋代尚宣『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』 - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2014/04/06
    ネットでも「岡田くんは正義(はあと」という論調が多くノイっていたところ/劇画調の絵柄が図らずも「異化効果」を呼んでしまった例。
  • 文書にして出すということ - 紙屋研究所

    娘が保育園を卒園した。 0歳児から6年間預けた。子どもは一人しかいないので、おそらくこれで保育園とはおさらばだろう。 保護者会の会長を最後の1年間つとめた。 園の存続が大問題になり、ぼくとしてはこれに明け暮れた1年だった。いったい保育園が消えてなくなるかもしれない、という事態なのに、「保育の向上」を組織目的にかかげる保護者会が何もしなくてどうする、というのがぼくの思いだった。 今はまだ詳しく書けないが、かなりのことができたと思う。しかもそれはぼくにしかできないことでもあった。支えてくれる人がたくさんいて、心底うれしかった。 組織体としてもPTA的形骸化が進みつつあった中で、久しぶりに自主的な運動の息吹をとりもどしたと感じた。 この運動の中で感じたことは、「文書にして意思を示す」ということの大事さだった。特に、お役所との関係では、決定的である。 地域(地元の町内会のようなもの)に要請というか

    文書にして出すということ - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2014/03/22
    法的には行政手続法/条例問題。行政庁に意思表示が到達すれば受領と見なされる(受取拒否は認められない)。さらに受領の事実が応答義務の根拠となりうる。
  • 映画「風立ちぬ」を批判する - 紙屋研究所

    宮崎駿監督の『風立ちぬ』を観た。お盆で帰省し、子どもを見てもらっている間に夫婦で。 ちょっと長くなると思うので、最初に結論書いておこうか。 恋愛要素は男目線で気持ちがノッた。 飛行機にかける夢についてはロジックがまったく詰め切れられておらず、面白くなかった。 零戦をつくった責任について無邪気すぎるという点が最大の批判点。 えーっとネタバレもありますから、読む人は承知して読んでほしい。 あらすじを知らない人はここを読まないだろうけど、一応。零戦(零式戦闘機)の設計者として有名な堀越二郎という実在の人物の半生を描き、それに堀辰雄の小説『風立ちぬ』のラブストーリーをまじえ、菜穂子という少女との恋愛をからめて虚構化した作品。 ジブリの公式のあらすじ解説はこちら。 http://kazetachinu.jp/story.html 恋愛要素は男目線で気持ちがノッた 菜穂子との恋愛は、(;゚∀゚)=3ム

    映画「風立ちぬ」を批判する - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2013/08/18
    確かに中国戦線が捨象されてる点では百田尚樹小説と等閑視しうるとも言える。植民地支配を自省するなら避けがたかったろうに。「美しさ」至上主義に堕したか?/技術者の美学についても色々思ったが、尽くせない。
  • (コメント欄)共産党は癌なのか - 紙屋研究所

    参院選の結果を受けての、東浩紀のこの発言。 共産党は日の癌だ。共産党の主張が悪いというのではない。絶対に為政者にはならないという安心感のもとに、為政者への不満だけを吸い上げる党という存在がある、その事実が日政治をひどく損ねている。共産党の批判は決してぶれないから、そこに不満が流れ込む。でもそれはなにも変えないのだ。 https://twitter.com/hazuma/status/358984438501224448 Twitter / hazuma: 共産党は日の癌だ。共産党の主張が悪いというのではない。絶対 ... この人が、どうして政治的な迷路にハマリ込んでいってしまったのかがわかる。前から言ってるけど、東は自分なりに何か切実な問題(保育園をふやして、とか、生活保護を切り下げないで、とか)をかかえて政治にかかわってみれば、「『共産党はなんでも反対だから』みたいな居酒屋談義を

    (コメント欄)共産党は癌なのか - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2013/07/23
    身も蓋もないが、要約すると「癌と言った奴が癌」いう話。/本論からずれるかもだが、後段の湯浅氏の話、ノ・ムヒョン政権下の「『参与政府』への知識人の『参与』」想起した。少数だが厳しい批判あり。
  • 左派は成長が嫌いか? - 紙屋研究所

    何で日の左派なひとは「成長」が嫌いか: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳) (日の)左派って成長が嫌いなの? まず日の代表格的左派の一つである共産党はどうか。 大企業応援から くらし応援へ 日共産党の「成長戦略」 http://www.jcp.or.jp/tokusyu-10/10-syouhizei/02.html共産党版「成長戦略」 http://www.jcp.or.jp/tokusyu-10/05-jcp-qa/a010.html 志位さん「日共産党版“成長戦略” 」語る http://www.jcp-osaka.jp/2010/04/post_612.html はいー、ストップストップ。もういいです。もうお腹いっぱいです。 つい先日の共産党の中央委員会総会でも、日の現状を「成長が止まった例外国家」という規定をしているくらいだし、彼らの「消費税増税をし

    左派は成長が嫌いか? - 紙屋研究所
    buhikun
    buhikun 2013/02/14
    経済成長と労働分配率の因果性を疑問視する見解http://diamond.jp/articles/-/30896?page=5 /一方、社会保障や環境の費用は「外部不経済」と考えられることを看過すべきでない。「経済成長」と「持続可能性」共に求められる。
  • 再稼働賛成派に聞きたいこと - 紙屋研究所

    安全基準が厳しくなって、それで原発が止まったら仕方ないと思うの? 福島で原発事故が起きたので、安全規制が厳しくなることが予想されるよね。 その厳しくなった規制で、いまある原発がハネられたら、「経済のために原発を再稼働させるべきだ」という人は、「ルールにあわないんだったら、しゃあねーなー」と思うんだろうか。それとも、「カネがあってこそだろ。そんな厳しい規制は、ゆるめるべきだ」と主張するんだろうか。つまり法令に従うのか、法令をまげてしまうのか。 そんな法令などつくられない、とタカをくくっているんだろうか。 原発をつくったときにOKとかNGとかをだす、「審査指針」ってのがある。 法令上の強制性がないらしいんだけど、もともと原発の建設っていうのは、「国策」といわれるように、政治的・政策的判断なわけだよね。政治の側が「いいよ」って言えば電力会社は原発をつくれたし、「だめ」っていえば、止まってきた。実

    再稼働賛成派に聞きたいこと - 紙屋研究所
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    buhikun 2012/12/04
    福一脱出どころか、なんぞの時には原発敷地内は逃げ場がない話/選挙が公示されても、突っ込まれる隙のなさが素敵。(どこまで意識したかはわからんが(^(00)^;;
  • 引用元書けばいいのかよ 議員の海外視察報告書騒動 - 紙屋研究所

    福岡市議会の市議会議員(民主・市政クラブ)の若手4人の海外視察レポートが、ウィキペディアや研究者の論文からのコピペだったというので、地元のマスコミなんかでにぎわいをみせておる。 そのレポートはこれ。 http://www.city.fukuoka.lg.jp/gikai/info/pdf/kaigai240129.pdf たとえば6ページの「リヴァプール市の概要」はほとんどがウィキペディアの「リヴァプール」からの丸写しである。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB どれくらい丸写しかというのは、みてもらえばわかる(改行は省略)。 報告書 ウィキペディア リヴァプールは、イギリス、イングランド北西部マージーサイド州の中心都市で、市域面積は111.84平方キロメート

    引用元書けばいいのかよ 議員の海外視察報告書騒動 - 紙屋研究所
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    buhikun 2012/05/21
    相変わらず冴えてらっしゃる。「…市議は平然とこういう修正をしてドヤ顔をしていられる」「それだけで真っ黒黒助出ておいで」職場で噴いた。つか、市民団体でも「自腹で」先進都市見に行ったりしますが何か?(白目
  • 架空インタビュー2.0 『一般意志2.0』ふたたび - 紙屋研究所

    東浩紀が『一般意志2.0』についてインタビューを受けている。 「一般意志2.0」が橋下市長の“独裁”を止める?―現代思想家、東浩紀インタビュー(BLOGOS編集部) - BLOGOS(ブロゴス) 全体に「言い訳解説」的になっているのは、誤解というか攻撃というか、マイナスの風がものすごいから、一言言っとくか、という感じなのだろう。知らないけど。 そのなかで明らかにぼくの記事に対する反論もある。 東浩紀『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』 - 紙屋研究所 「しょぼい」という批判にたいして「しょぼくない」と言ってるわけだが、「具体構想がしょぼい」といったのはぼくだから、ぼくの記事への批判だろう。違うの。 んでもって、誰もインタビューしてくれないので、架空のインタビューをしてみた。 東の具体構想の二つの問題点 ――東さんが“しょぼいというが、お前の想像力が足りないんじゃねーの”と批判して

    架空インタビュー2.0 『一般意志2.0』ふたたび - 紙屋研究所
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    buhikun 2012/03/06
    ネタ力が俄然上昇している。『サンドウィッチマンの富沢じゃないですけど、「ちょっと何言ってるかわかんない」。』で「多満自慢」噴いた/はてなで話題の科コミ問題や、民主主義とスピード論に通ずる議論。読むべし