3.5病いの物語 病いという日常から逸脱した事態は、それを自分に納得させるために、大量の物語を生み出すことになります。ちょうど、ささったトゲをくるむように皮膚がもりあがるように、私たちは病いという事態を物語で包み込もうとします。ここでは、病いの物語についての研究を少し見てみることにしましょう。 受容の物語 アーサー・フランクはその著『傷ついた物語の語り手――身体・病い・倫理』で、病いにおける物語の類型には次の3つがあると言います ①「回復の物語(the restitution narrative)」 これは、身体というものを修復可能だととらえており、医学のよる語りの多くがこの類型に当てはまります。 ②「混沌の物語」 ここでは、あらすじのない混沌として病いが語られます。 ③「探求の物語」 ここでは、病いはいわば、ひとつの旅として語られます。 近年は、慢性病の増加し、またターミナル・ケア(終末
藤井亜沙美、首藤由江、水野泰行、福永幹彦 患者に自由な語りの場を提供することが関係構築に有効であった慢性疼痛の一症例 慢性疼痛 2015;34(1)116-119 慢性痛の難治化の要因として、虐待歴や社会的疎外感、アレイシサイミア傾向等があげられる。特に虐待の経験や疎外感を有する慢性痛患者は人間関係において不信感を抱きやすく、自己肯定感の低下を招きやすい。その結果患者は攻撃的、防衛的な態度や行動様式をとりやすくない、良好な治療関係を構築しにくくなる 疼痛治療において、良好な治療関係を構築するためには、まず長い病歴や恨み辛みを全て聞かねばならず、患者は虐待歴や戦争歴といった隠れた事実を容易に話さないと言われている 痛みとは直接関係のな話題であっても患者の痛みの辛さを反映している表現であると理解し、患者の出す話の流れを無理に修正せず、その話を傾聴する必要があると考えられる またその中に暗に表現
数年から数十年にわたって続く「慢性の痛み」。本人のつらさは医療者や身近な人にも分かりにくく、孤独に陥る人も少なくない。患者主体の医療を目指す認定NPO法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」(東京都)が先月、都内で開いたシンポジウムには、当事者も登壇。社会の理解が進むよう訴えた。 (竹上順子) けがや病気による一時的な「急性の痛み」に対し、通常は治ったと考えられる時期を過ぎても続くのが「慢性の痛み」。関節リウマチや線維筋痛症など、さまざまな病気によって引き起こされる一方、何年も診断が確定されないケースもある。痛みは外見からは分かりにくい上、治癒のめどが立ちにくいことから、社会生活に困難を抱える患者は少なくないという。 シンポジウムで講演した三谷直子さん(48)は、三十八歳の時に左足首を捻挫。近所の整形外科に通い、けがは治ったものの「剣山の針を刺されているような」異常な痛みなどが出始め
by Velizar Ivanov 肉体的な死とは別に心が死に至る「give-up-itis」という状態は、戦争捕虜や大事故に巻き込まれた人がしばしば経験するもの。この「give-up-itis」という状態を分析し、研究者が「心の死」に至るまでの5段階を発表しています。 People can die from giving up the fight https://medicalxpress.com/news/2018-09-people-die.html Give-up-itis: when people just give up and die https://theconversation.com/give-up-itis-when-people-just-give-up-and-die-103727 ‘Give-up-itis’ revisited: Neuropathology
筋肉の写真でTwitterなどを騒然とさせ、テレビなどのメディアでも引っ張りだことなっている“マッチョな歯医者”こと、表参道パトリア歯科医院(東京・北青山)の院長・嶋田泰次郎先生は、ボディビル大会で良い成績を収め続ける美しい筋肉の持ち主。今回、嶋田先生に“良い歯の磨き方”と筋肉トレーニングの共通点や、嶋田先生ならではの歯科治療の“信念”についてお伺いしました。2018年9月に発売されたドルツ新製品の感想もお聞きします! ※この記事は、パナソニック株式会社による記事広告です。 ■ 歯科医院のサイトに「先生の筋肉写真」が載っている! ── 嶋田先生は、歯科治療に携わる一方で、2010年「ボディビル東京オープン」(70kg級)では、初出場にもかかわらず優勝を果たしました。また、2018年9月2日に開催された「2018 オールジャパン・メンズフィジーク選手権大会」の40才超172cm以下級では2位
掛け持ち中年フリーターの自分は、朝も夜も、普段から仕事ではよく動いているほうだと思います。 ただ、それが運動になっているかというと・・。 立ち仕事がメインなので、疲労だけはたまってきてるんですけどね。 ということで、週2回だけではありますが、今月からウォーキングを始めています。 今日は少しやってみて、思うことを書いてみたいと思います。 ↓↓ポチっと応援をお願いします♪ まず、週2回と限定しているのは、週2回なら今はほぼ確実に、夜なら少し歩きに行けるからです。 最低でも週4日は夕方には仕事に出ていて、どんなに早くても翌日の午前中までは帰ってきませんので、なかなか歩く時間が作れないんですよね。 夜に限定しているのは・・なんとなく、世間体も考えてのことです!(笑 田舎暮らしなもので、「男は昼間は働きに出てるもの!」という、変な固定観念を持った人が多いというか・・。 昼間にぶらぶらしてたら、「今日
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