今までの人生を振り返ると、私はいつもいつも、他人からの賞賛を望みながら生きてきたような気がする。 学校のテストで上位に入っていたのは、親や先生から褒められたかったからだし、進んで休日出勤をしていたのは、上司に頑張りを認めてほしかったからだ。 オシャレをするのも、ダイエットをするのも、おもしろいことを言おうと必死こくのも、コミュ力鍛えるのも、全部誰かに認めてほしいという欲求からだったと思う。 人付き合いでも「相手から嫌われないためにはどうしたらいいのだろう」「この人に好かれるにはどういう態度が効果的?」「こういう悩みを相談されたときの対応は…」ということを悩んだり、そういう類いの本を買って読むことも多かった。 でも、そうやって生きていくうちに、段々と自分はこのままでいいのだろうかと悩むようにもなってきた。 というのも「賞賛されたい」「認められたい」という欲求を満たそうとすると、不都合が生じる