新日本プロレスの親会社にあたる株式会社ブシロード(橋本義賢社長)が、女子プロレス団体「スターダム」を買収することが明らかになった。17日にも臨時取締役会の承認を経て、正式に発表される見込み。業界盟主の地位を不動のものとしている新日プロと、女子プロ界のトップ団体が同一傘下に入ることで、プロレス界は新たな時代に突入しそうな気配だ。 複数の関係者の話を総合すると、ブシロードの女子プロ進出が動き始めたのは昨年秋ごろ。同社創設者で新日プロの会長も歴任した木谷高明取締役(59)が強い興味を示し、今年2月に関係者がスターダムのロッシー小川代表(62)と接触を持った。4月に木谷氏と小川代表の会談が実現し、8月には具体的な事業譲渡の話が出来上がっていったという。 スターダムの事業は今後、ブシロードの子会社でキックボクシングイベント「KNOCK OUT」を運営する「キックスロード」が請け負う。小川代表をはじめ