午前5時20分起床。浅草はくもり。この本が、『ラーメンと愛国』と間違えた本なのだ(同じ著者なのだ)、と云うと分かってもらえるだろうか。『都市と消費とディズニーの夢』、という立派な題名の割には、あたしの考えていたものとは、内容が全然違うので、ある意味”たまげた”のであり、だいたい、「ショッピングモール」に関したものと云えば、普通、否定的に論じられる、と相場は決まっているのだが、この本は、なんと肯定してみせるのだ。 「過ごしやすい場ができて人が集まる…これはかつて都市のダウンタウンが持っていた機能です。『いかにお金を使わせるか』という消費の論理が、翻って公共性を持つ。ショッピングモールには地域再生のカギが詰まっているように感じるんです。」※1 、と云う、著者の言葉に、あ然としたのが、「買ってみるか」の発端なので、ある意味うまくやられたのかもしれないな、と思っている(合計二冊も買わされたのだ)。