麻田さんの作品。仏教関連のほかにも、花や野菜の図柄もある=小千谷市平成2丁目の極楽寺愛用のカッターではんこを彫る麻田さん。この1本でほとんどの作品が作れるという=小千谷市平成2丁目の極楽寺 【山本亮介】「消しゴムはんこ」作りと法話を組み合わせたユニークなワークショップを、新潟県小千谷市の僧侶が全国各地で開いている。極楽寺の麻田弘潤(こうじゅん)さん(36)。若い女性をはじめ、これまでお寺に縁のなかった人に、仏教を知ってもらうきっかけになってほしいと考えている。 右手にカッター、左手に図柄を描いた4センチ四方の消しゴム。時に右手を、時に左手を、小刻みに動かす。ほんの5分で、ほほ笑むお釈迦様のはんこができ上がった。 麻田さんが消しゴムはんこに出会ったのは、7年ほど前だ。境内で開くフリーマーケットのイベントでエコバッグを作ることになり、妻から「飾り付けに使えそう」と教わった。 大きな消し