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2010年5月30日のブックマーク (6件)

  • 口蹄疫問題を考える―危機管理の立場から―vol.3―

    3回目の今日は、FMDに対する危機管理体制について 考えてみたいと思います。 3月31日、宮崎県の農家に飼われていた水牛に 体調の変化がありました。 診察した獣医は「異変」を感じて県に報告したのですが、 衛生研究所の職員は特に異常事態だとは認識せず、 検査をしませんでした。 4月28日になって牛のFMDが確認されたのを受けて、 水牛から採ってあった検体を検査したところ、 水牛がFMDにかかっていたことが確認されたのです。 消毒剤などが農家に届けられたのは、 牛の罹患が確認後1週間以上経過してからと報道されています。 明らかに不適切な対応であったと考えられます。 3月31日の時点で検査をし、ある一定の家畜を処分し、 種牛の避難をすることが、 まず政府の取るべき道であったと思われます。 果たしてそうした措置を施したとき、 どれだけの効果があったかどうかを論じることは あまり意味がないことです。

  • 口蹄疫問題を考える―危機管理の立場から― vol.2

    今回は、FMD対策の中心をなす殺処分について書くことにします。 FMDの発生が小規模でごく初期における、 感染している可能性ある家畜含めての殺処分は、 危機管理上意味があることだと思います。 1997年香港でトリH5N1インフルエンザ発生において、 WHO事務局長のMargaret Chan氏が 遅れることなくトリを処分したことは、 高く評価されています。 それでは、ある程度の広がりを見せてからの 多数殺処分は意味があるのでしょうか。 もっとも酷いFMD大流行は2001年英国で起こったものですが、 病気に罹った家畜が2000頭以上見つかり、 700万頭以上の牛と羊を処分しました。 この大流行によって生じたものは、 約160億ドル(1兆6千億円)の経費と、 精神的、肉体的、経済的ダメージなどの社会的損失でした。 この時のイギリス政府の方針は、 FMDが見つかった農場にいる家畜のうち、 FMD

    bumble_crawl
    bumble_crawl 2010/05/30
    同感です。
  • 口蹄疫問題を考える―危機管理の立場から―vol.1

    蹄が2つに分かれている動物が罹る口蹄疫(FMD Foot-and-Mouth disease)が、 宮崎県の牛を中心に流行しています。 大手メディアだけでなく、 個人のブログやtwitterなどでも取り上げる人が多いことから、 皆さんの関心が高いことがわかります。 今回は、そのFMDの何が問題なのか、 そして今後何をしていったら良いのか ということについて書いてみたいと思います。 口蹄疫という名前の由来は、 口の中や蹄の付け根などの部分に水疱が出来るところから来ています。 「疫」というのは疫病、すなわちうつる病気だということです。 症状としてはよだれが出て元気がなくなる等の症状があります。 人間で言えば原因ウイルスは違いますが、手足口病のような症状でしょうか。 感染力が強く、罹った動物は肉質が落ちる、 乳の出が悪くなるなどの理由で、 経済価値が下がることが大きな問題です。 成体では死に至る

  • asahi.com(朝日新聞社):「ネット全履歴もとに広告」総務省容認 課題は流出対策 - ビジネス・経済 (1/2ページ)

    インターネットでどんなサイトを閲覧したかがすべて記録される。初めて訪れたサイトなのに「あなたにはこんな商品がおすすめ」と宣伝される――。そんなことを可能にする技術の利用に、総務省がゴーサインを出した。ネット接続業者(プロバイダー)側で、情報を丸ごと読み取る技術を広告に使う手法だ。だが、個人の行動記録が丸裸にされて人の思わぬ形で流出してしまう危険もある。業者は今後、流出を防ぐ指針作りに入る。  この技術は「ディープ・パケット・インスペクション(DPI)」。プロバイダーのコンピューター(サーバー)に専用の機械を接続し、利用者がサーバーとの間でやりとりする情報を読み取る。どんなサイトを閲覧し、何を買ったか、どんな言葉で検索をかけたかといった情報を分析し、利用者の趣味や志向に応じた広告を配信する。  DPIは従来技術に比べてより多くのデータを集められるため、こうした「行動ターゲティング広告」に利

    bumble_crawl
    bumble_crawl 2010/05/30
    よく分からん…。Amazonとどう違うんだ。アカウント制じゃ駄目なのか?
  • 口蹄疫流行の責任は、自民党時代の農林水産行政にある  井上晃宏(医師) : アゴラ

    カテゴリ 口蹄疫流行の責任は、自民党時代の農林水産行政にある  井上晃宏(医師) 関係者には周知の事実だが、マスコミの不勉強のために報道されない事実がある。 口蹄疫ワクチンが存在するのに、今まで接種されなかったのは、非関税障壁を維持したい畜産業界と、それに結託した(自民党時代の)農林水産行政のせいである。もちろん、赤松農林水産大臣とも、民主党政権とも関係がない。 平成12年9月27日 家畜衛生試験場長 寺門誠致 10年前の文章である。「ワクチンを使いませんでした」という言葉に着目してもらいたい。素人には何のことだかわからないだろう。大抵の伝染病と同じように、口蹄疫もまた、ワクチンを使った方が、安いコストで蔓延を防げることは明白だからだ。 「清浄化」という言葉もある。これも、素人にはよくわからない言葉である。単に口蹄疫が発生していないという意味ではない。「新たな発生がない上、ワクチン

  • このたびの新聞報道について:つじ恵事務所