じつはこの3枚、水面に映った風景を天地逆さまにしたものなんです。いわゆる「逆さ富士」状態。どっちが水面でどっちが本物の風景か、一瞬では見分けがつきませんよね。 ポーランド人フォトグラファーのMikolaj Gospodarekは、空間と静寂を愛する風景写真家。風がぴたっとやんだ瞬間の湖に映し出される木々や山の表情に魅了され、そんな景色ばかりをもう15年間も撮り続けているそうです。 木立を渡る風がふっと止む、その一瞬のときを、ただじっと何時間も待つことも。そうやって撮影されたのがこれら(もちろん今度は逆さまじゃありません)。 天地を逆にしたって分からない、水面の静けさが起こす、奇跡の一瞬をどうぞ。