2019年7月14日のブックマーク (2件)

  • 【書評】バブルの物語(ジョン・K・ガルブレイス著)

    『バブルの物語』は1990年ジョン・K・ガルブレイスによる、すでに古典的となったバブルについての著作。 世の中が騒がしくなり、久しぶりに読んでみた。(浜町SCI) 「日の市場について言えば、楽観ムードの上に楽観ムードが打ち立てられて、ついには最終的な啓示と崩壊の日が来る、という脆さがある」 この一節に限らず、日のバブル崩壊を実にタイムリーに予想していたことがわかる。 それほど1980年代終わりの日のバブルはパターンにはまったものだったのだろう。 ガルブレイスはバブル発生の要因やパターンをいくつか挙げている。 金融上の大失態はすぐに忘れられてしまう。 金持ちが有能と誤解されている。 「金融の天才」が現れる。 「てこ」(レバレッジ)が再発見される。 目新しいものが現れる。 「真実はほとんど無視される。」 なるほど、過去にも現在にも思い当たることがたくさんあるのではないか。 やはり常に用心

    【書評】バブルの物語(ジョン・K・ガルブレイス著)
    burabura117
    burabura117 2019/07/14
    従来禁じ手であった中央銀行の金融緩和、先の金融危機の記憶、この2点がバブルの歯止めになっている。派手なバブルの発生と崩壊というより、ダラダラとした低成長を含む横這いの可能性が高めにも思えるが…。
  • いつか怪物になるわたしへ|おかき大明神|note

    女子高生と山月記 「虎になる」というフレーズが流行った。 高校時代の話だ。かつて鬼才と呼ばれた男が、己の心に潜む獣に振り回されて虎になる話を習った。重い題材なのにどうにも心にひっかかる上、人間が虎になるという衝撃的展開に驚いた。加えて「尊大な羞恥心」だとか「臆病な自尊心」とかいう妙に語呂の良いワードが登場することから、わたしたちは授業が終わってもこの話を忘れられず、結果「虎になる」というフレーズを局地的に流行らせた。 わたしたちは虎になった。主に葛藤してどうしようもない時や人間関係が煩わしい時、そして自分が嫌いになった時に。具体的に言うならテスト前や恋愛にまつわる他者とのいざこざ、理想と現実の狭間でもがいた時に、現状の気怠さを「ほんと虎になるわあ」と溜息交じりに吐き出したのだ。 仲のいいグループだけで使う暗号のような、気怠さの共有コードのような使い方をしていたのに、いつしか他のグループにも

    いつか怪物になるわたしへ|おかき大明神|note
    burabura117
    burabura117 2019/07/14
    こ、これは…。