北陸新幹線金沢-敦賀間の開業により、福井県内と名古屋方面を結ぶ高速バスの需要が高まりつつある。北陸から鉄道で名古屋方面に行く場合は敦賀駅での乗り換えが必要となり、運賃も上がったためだ。高速バスは目的地までの所要時間では劣るものの直行でき、安価なため幅広い客層をひきつけている。 26日夕方、福井駅東口にある名古屋方面行きのバス乗り場には、午後6時発のバスに乗るため、スーツを着た会社員や学生ら5人が列をつくっていた。坂井市の西川煌基さん(18)は愛知県内の大学への進学のために、引っ越しの荷物を持って乗車。「価格の安さを重視した。荷物が多いから乗り換えがあると大変そう」と話す。