水を温めただけの「白湯」が、なぜ想定の3倍も売れたのか アサヒの“着眼点”が面白い:水曜日に「へえ」な話(1/5 ページ) 「白湯」の読み方は?――。 「いきなりなんだよ。クイズかいな」などと思われたかもしれないが、某メディアでこのような問題が出されていた。答えは「しろゆ」でも「はくゆ」でもなく、「さゆ」である。 ご存じのとおり、白湯とは水を沸騰させたお湯のこと。さまざまな情報を見ると、白湯には冷え性を改善する効果があったり、胃腸が温まって消化を助けたり、といったことが書かれている。クイズに出題されるほどやや難解な漢字ともいえるわけだが、つくり方は簡単である。コップに水を注いで、ポットや電子レンジで50~60度に温めれば完成だ。 手軽につくれる料理の代表格として、インスタントラーメンが挙げられる。水を沸騰させて、めんをほぐして、粉末(または液体)のスープを入れるだけ。いや、もっと簡単なモノ