タグ

ブックマーク / buru.jp (16)

  • B.M.F.Diary(2007-09-21)

    ▼ ThinkPad X60sのパームレスト交換で熱対策はなるか? 久しぶりにThinkPad X60sの熱問題。ドライバの設定変更である程度は緩和できるんだけど、根的な解決には至っていない。特に室温の上がる夏場は厳しいことが前々から予測できていた。 バラして無線LANモジュールにヒートシンクを追加しようかとも思ったけど、クリアランスの問題で断念。さてとどうしようかな、と思いあぐねていたときに、X60sの後期モデルではパームレストの裏側に付けられた断熱兼ECMを兼ねている部品が、大きく変わっているという話を聞いた。てことで部品センターに発注して取り寄せてみた。 確かに銅製で大きくなっている。旧タイプではアルミのパンチング板が1枚だったのが、複数の銅板が組み合わさっており、熱容量も大きそうだ。↓は従来タイプとの比較。下の従来タイプは、0.3tのアルミ板を自分で追加してあるので、出荷状態とは

  • B.M.F.Diary(2007-09-07)

    ▼ レノボ・大和研究所見学ツアーに参加してきた 無期限夏休みを満喫しまくって、飲み会やらイベントやらにいそいそ出かけている毎日ですが、先日はレノボ・ジャパンのご招待で大和研究所の見学に行ってきた。 大和研究所といえば、IBM時代からThinkPadの開発拠点として、ThinkPadユーザーだけでなくリアルモバイラーの聖地とも言われているところ。前職でパソコン関係の記者なんてやっていながら、実は大和研究所を訪れるのは今回が初めてだったりする。大和研究所の噂は、取材なんかで行ったことのある人間からいろいろと聞いていたので、見学をヒジョーに楽しみにしていた。 なんでそんなに楽しみにしていたかっていうと、ThinkPadユーザーだからってことに加えて、ThinkPadの開発風景が他のメーカーとは全然違うものだって聞いていたから。ThinkPadユーザーがThinkPadを選ぶ理由の1つに「頑丈さ」

  • 雑誌の記事をネットで公開するには? - B.M.F.Diary(2007-06-20)

    ▼ 雑誌の記事をネットで公開するには? あるところで、雑誌の記事がどうしてネットで公開できないのか、というのが話題になっていたので、それに関してちょっと書いておこう。 技術的なことについては雑誌や出版社、編集部ごとにいろいろあるだろうけど、僕が関わっていた雑誌はとても簡単だ。完全データ入稿のDTPでCTPだったので、最終的の紙面イメージはQuarkのデータとしてあるから、クリック一発でPDFができてしまう。実際、著者校正なんかはこうやって作ったPDFをメールで送っていた。これはホントにラクチン。 障害になるのはやっぱり権利関係。雑誌の「誌面」ってのは出版社だけの著作物じゃないんですよ。原稿を執筆した筆者の著作権。写真を取ったカメラマンの著作権。イラストを描いたイラストレータの著作権。そしてデザイナーが行なった紙面デザイン、編集者による編集にも著作権が発生する。 つまり、一冊の雑誌の1つの記

    buru
    buru 2007/06/22
  • 唐沢なをき『まんが極道』 そうとうスリリングなマンガ業界内幕ギャグマンガ - B.M.F.Diary (2007-06-18)

    唐沢なをきの『まんが極道』が、そーとー面白い。このおもしろさは人に伝えられずにいられない! 唐沢といえば『カスミ伝』シリーズで、マンガの技法的を逆手に取って徹底的に遊びまくるメタ・マンガをやっていたけど、『まんが極道』はマンガ業界そのものの内幕をルポタージュ的に扱いつつギャグにするという、かなりスリリングな内容。 ちょっとマンガに詳しければ、下書きのまま雑誌に掲載とか、女性マンガ家の枕営業とか、SFマンガの不遇とか、宗教に走ったマンガ家とか、アシスタントに手を出すマンガ家とか、そんなような話しはあたりまえに知っているだろうけど、それをそのまんまマンガのネタにしてるんだもんなぁ。スゲェ。 だって、作中に出てくるマンガ家は全然ありそうもない変な名前を付けたり、絵柄もまったく違うものにしたりして、特定のマンガ家を想像させないようにしているのに、実際に読んでいると、どうしても現実のマンガ家を思い浮

  • B.M.F.Diary(2007-02-07)

    ▼ 「墨攻」の小説とマンガと映画の話し ちょうど公開されたばかりの映画「墨攻」って、酒見賢一の小説ではなく、酒見賢一の小説を原作にした森秀樹のマンガの方が原作としてクレジットされているのを今さら知った。 関係がややこしいけど、「小説(酒見賢一)→マンガ(森秀樹)→映画」ということか。確かに映画にするにはそっちの方がエンターテインメント性が高いもんね。小説の方はどちらかというと説話風なテイストなのに対して、マンガは原作に登場する「墨守」に焦点をあてて、エンターテインメント性の高いものになっている。 マンガも一応小説がベースになっているので、最初のエピソードはほぼ同じ。ただ、小説では結末を迎えるところから、マンガはオリジナルのストーリーに突入して、小説にはこれっぽっちも出てこなかった秦の始皇帝の出生の秘密に関わるサスペンスものとなったと思ったら、そこからさらに物語は転がって、予想外のある意味ト

  • B.M.F.Diary(2006-12-08)

    ▼ ポール・オースター『最後の物たちの国で』 ポール・オースターの初期作品。リブロ池袋店の「出版営業が薦める他社の」というフェアで買ったもの。確か新潮社の人が薦めていたと思う。オースターの古い作品は、ニューヨーク3部作以外は読んだことがなかったで手に取ってみた。 取材中に行方不明になった新聞記者の兄を捜して、とある国を訪れた女性の物語。一言でいうと簡単な内容。だけど、いつものオースターのように、不思議な空間が広がっている 何かを探し歩くうちに自分自身を見失ってしまう主人公。そして自分と他者があいまいになっていく。あいまいなのは人だけでなく、物も、街も、国も、世界をかたどっているものたちが、ことごとくくずおれていく。 最後に残ったのは、新しく得た家族。日々の生活の行き詰まりが見えてきても、共に未来を思う。ニューヨーク3部作の主人公たちが最後まで孤独だったのに対して、この作品では家族と希望が

  • B.M.F.Diary(2007-05-08)

    ▼ HD-DVDの暗号鍵流出 スラドから。流出したこと自体は少し前にニュースになっていたけど、diggの記事削除やブログの閉鎖要請なんかで炎上。見事DeCSSの二の舞。 家/.でも話題になっており、お気づきの方も多いだろうが、「09 F9 11 02 9D 74 E3 5B D8 41 56 C5 63 56 88 C0」という16進数の列がここ数日世界のブログ上を席巻している。これはHD-DVDやBlu-Rayが利用するDRM、AACSで重要なキーの一つであるメディア(プロセッシング)キーで、すでに発見されているもう一つのキー(タイトルキー)と合わせれば、例えばLinux上でのHD-DVDの再生やバックアップが可能となる。ちなみにクラックされた原因は、とあるメディアプレーヤの間抜けな実装にあったようだ。 炎上のパターンは似たようなものだけど、HD-DVDの場合は暗号鍵の使い捨てが可能な

    buru
    buru 2007/05/24
  • B.M.F.Diary(2007-05-23)

    小説版『電脳コイル』をamazonで買うときに、1500円に足らなかったので、追加で買った作品。内容も作者もまったく知らなかったのだけど、新刊リストでタイトルを見ただけでなんとなく予感がした。もちろんアタリだった。 母親の再婚に伴う新しい家族との関係に悩む女子高校生が、同級生の男子高校生二人と写真甲子園に出場。作品づくりをするなかで、それぞれが自分探しをする。高校生の様子が生き生きと描かれている。(北海道新聞:写真甲子園 漫画単行に) ざっくりとしたあらすじは、こんなところ。割とありがちな少女マンガのフォーマットに乗っかっている。言ってしまえば、お涙頂戴もの。 ただ、他の凡百な作品と違うのは「写真を撮る」という行為の根深さを描こうしているように見えるところだ。少年が屋上のフェンスに捕まってタンポポを撮影するシーン。少女が駆け寄ってくる妹を撮影するシーン。少年が追い求めていた景色に出会った

  • B.M.F.Diary(2007-05-19)

    NHKのアニメ「電脳コイル」が面白い NHKでやっている「電脳コイル」というアニメがとても面白い。ネットがもうちょっと便利になった近未来を舞台にしたジュブナイル。NHKらしく落ち着いた雰囲気の作品ながら、ストーリーはけっこうラディカル。 電脳コイル・オフィシャルサイト 描かれているのは、現実の上に仮想空間がオーバーレイされていて「電脳メガネ」でそれをシームレスに見ることができる世界。その中でも電脳化が進んだ大黒市に主人公の優子が引っ越してきたところからお話が始まる。 時は202X年。舞台はふしぎい都市大黒市。 小此木優子は、小学6年生。 父、母、妹。ごくごく平凡な小此木一家は、 夏休み直前、祖母の住む大黒市へと引っ越した。 そこは、由緒ある古都であり、神社仏閣が立ち並び、かつ、 最新の電脳設備を誇る特別行政区でもあったのだ…。(NHKアニメワールド) 一見した感想は、「アニマトリクス」

  • B.M.F.Diary(2007-04-18)

    ▼ 紅玉いづき『ミミズクと夜の王』 絵のような叙情的な表紙。一切の挿絵がない文。シリーズとしては続けられない内容でありながら、電撃小説大賞を受賞したという、ライトノベルから外れたライトノベル。 (あらすじ)魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。 額には 「332」 の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。 自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。 願いはたった、一つだけ。 「あたしのこと、べてくれませんかぁ」 死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。 全ての始まりは、美しい月夜だった。 ―― それは、絶望の果てからはじまる、小さな少女の崩壊と再生の物語。 実際に、この作品をジャンルとして位置づけるとしたら難しい。広義のライトノベル(中高生向けの娯楽小説)には十分当てはまるが、狭義のライトノベルだと明らかに外れる。この作品が日ファンタジーノベル大

  • B.M.F.Diary(2007-01-24)

    ▼ アニメスタイルイベント「語れ!『トップをねらえ2!』!!」 語る誠実さと語らないこかっこよさ 日曜日にロフトプラスワンであったトークショウを見に行ってきた。アニメスタイルが定期的に開いているイベントで、今回は「トップをねらえ2!」特集と題して、監督の鶴巻和哉や脚の榎戸洋司、佐藤プロデューサーが登場するといった贅沢なもの。 第34回アニメスタイルイベント「語れ! 『トップをねらえ2!』!!」 イベントは、いかにもロフトプラスワンらしく、プロジェクターで劇場版をバックに流しながら、ダラダラとトークをしていいたんだけど、鶴巻監督をはじめ制作陣がかなり踏み込んだところまで話しを広げてくれて、とても興味深いものだった。 バンダイビジュアルの要請から「トップ2」の企画がスタートしたところから、鶴巻監督が引き受けることになった経緯、「トップ2」をどのように「トップ1」の続編として位置づけたのか、な

  • B.M.F.Diary(2007-01-03)

    ▼ ダーウィンの悪夢 さて「ダーウィンの悪夢」。 いまさら知らぬ人も少ないでしょう。知らない人は、知ってください。知った人は、見に行ってください。見に行った人は、考えてください。そのさきはまかせます。たぶん考えても、すぐにはどうしようもないですから。 映画は淡々と進んでいきます。絵的にショッキングなシーンはほとんどない。ただただ、貧困と、それによる病と、そして不幸が写されている。数分ごとに流れる輸送機の爆音が、不快感を強調する。紛れもなくスクリーンに広がるのは地獄です。 どうしたらいいんだろう。 たとえば、ナイルパーチをボイコットする。だけどそれはタンザニアの数少ない産業の一つを壊すことになる。ヴィクトリア湖の周りには地獄がある。だが、そこを中心にした産業がすで出来ている。魚を捕って売ることで生計を立てる人。清潔な工場での労働。ナイルパーチはこれらの人を支えている。ナイルパーチをボイコット

  • 八谷和彦「OpenSky 2.0」に行ってきた! - B.M.F.Diary (2006-12-24)

    ▼ 八谷和彦「OpenSky 2.0」に行ってきた! ポスペでおなじみの八谷和彦さんの展示会「OpenSky 2.0」に行ってきた。 OpenSkyってのは、宮崎駿の『風の谷のナウシカ』に出てくるグライダー「メーヴェ」のイメージを元に、一人乗り飛行機を作ってしまおうというもの。2003年にはじめた1/2サイズのラジコン機によるテストを皮切りに、今年の夏にはついに実機を人力で引っ張って凧のように滑空させるところまでこぎ着けている。 今回の展示会は、このプロジェクトに関する経緯と機材とを、出来るだけ多く展示している。最初の1/2のラジコン・メーヴェも、実際にテスト飛行を行なった実機も、実機製作のための設計図、治具、製図台、写真、映像、などなど、とにかく展示出来る限りの資料を集めてある。 そして、ものすごくラッキーなことに八谷さん人による解説付きで、展示を見ることが出来たのだ。いやいや、今年最

  • B.M.F.Diary(2005-02-02)

    ▼ TrackBack修理 夕方からぽかーんと仕事の間ができてまとまった時間が空いたので、TrackBack不能を直すためにtDiaryをクリーンインストール。これでたぶんTrackBackを受け付けるようになったはず。ついでにスパゲッティになっていたCSSを整理した。見た目はwidth指定をやめたくらいしか変わっていないけど、ソースはかなりすっきりした。 ▼ ThinkPad X22ヒンジ破損 ThinkPadシリーズを長く使っていると一度はなるという、ヒンジの破損が起きた。液晶のフレームをはずしてみると、アルミダイキャスト製のヒンジの軸受け部分が砕けていた。このせいで、液晶を垂直からちょっと傾けるとパタンと最後まで倒れてしまうので、不便で仕方がない。 とりあえず、IBM部品センターに電話してサクッとヒンジを注文する。FRUナンバーは26P9825(X22 2662-9DJ用)で、値段は

  • B.M.F.Diary(2005-02-12)

    ▼ ThinkPad X22のヒンジ修理 2月2日に書いたとおりThinkPadのヒンジが壊れてしまった。IBMの場合、PCに使われているパーツの1つ1つに、それこそねじに至るまでFRUという番号がふられており、「IBM部品センター」へ番号を元に注文すると誰でも入手することができる。今回は2日に注文してから翌週の7日に届いたので、実際には3営業日で届いたことになる。かなり素速い。 早速修理を開始。 ノートPCが入っているかと思うほどデカい箱が届く。あけると中には、緩衝材代わりに丸められた新聞紙の山とちっちゃなパッケージ。 さらにパッケージを開けると、ぽつーんとヒンジが入っている。 ヒンジはアルミダイキャスト製の軸受けに、おそらく鋼鉄製の軸を封入してある。ノートPCのヒンジはかなり負荷が掛かりそうなところだけど、こんな小さな部品で支えているのはちょっと驚き。 分解はいつも通り。バッテリを取り

  • B.M.F.Diary(2006-11-03)

    ▼ ThinkPad X60sのパームレストが熱い 発売当初から2chとかmixiのコミュニティなんかで話題になっていたんだけど、ThinkPad X60sのパームレスト、とくに右側が使用中にどんどん熱くなってくる。パームレストに接する手のひらにじっとり汗をかくほどで、はっきり言って相当不快な状態だ。 犯人はいったいCPUなのかハードディスクなのか、はたまたメモリモジュールが熱くなっているのかと思いきや、分解写真を見ると、ちょうど無線LANモジュールがある位置だった。確かに有線に切り替えるとパームレストの熱は下がるので、どうやらホシは無線LANモジュールで決まりのようだ。 ということで、こいつの消費電力を下げればパームレストの温度も下がるという理屈。ThinkPad X60sの無線LANは「Intel PRO/Wireless 3945ABG Network Conection」を搭載して

  • 1