![エクセル+パワポでネットワーク構成情報を管理するCisco「Network Sketcher」を試してみた【イニシャルB】](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/74568bcd277d4ce8c47f597a8c6a6bebf1055e27/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Finternet.watch.impress.co.jp%2Fimg%2Fiw%2Flist%2F1591%2F288%2F001.png)
市販のネットワークルーターやスイッチに導入することで、元々のファームウェアでは実現できなかった高度な設定や最新のプロトコルが利用できる Linux ディストリビューションの OpenWrt は、2004年の登場から今年でちょうど20周年を迎えた。90年代の Linux ルーターという概念の勃興から、ルーター向け Linux ディストリビューションは DD-WRT や Tomato など複数生まれたが、現在もサポートと新機種の追加が続くほどの活気を保っているのは OpenWrt だけといっても過言ではない。 そんな記念すべき20周年を盛り上げるべく(?)久しぶりにルーター遊びをしたので紹介する。 (本記事は2024年4月26日に岡山理大で開催された Okayama Revengers LT 大会 #2「もう春じゃなぁ〜 LT大会でもするかぁ!」にて発表した以下のスライドを文章にしたものです。
ども、大瀧です。 NTPにセキュリティ機能を追加したNTSという時刻同期サービスを知っていますか。本ブログではルータ向けLinuxディストリビューションOpenWRTで時刻同期にNTSを構成する様子をご紹介します。 動作確認環境 ハードウェア: GL-iNet GL-MT2500 ファームウェア 4.5.0release6(rc) OpenWRT: バージョン21.02 Chrony: バージョン4.1-2 NTS公開サーバー: time.cloudflare.com time.cloudflare.com とは time.cloudflare.comはNTSに対応するCloudflareの公開タイムサーバーです。以下のブログで紹介されてます。 その後RFC8915の策定に合わせてポート番号を変更したとのブログが以下です。 AWSの公開NTPサーバーにも接続を試行してみましたがエラーになっ
構成 Internet | 2Gbps NSD-G1000T | 2.5Gbps +---------------+----------------+ | SKS8300-8X | +---------------+----------------+ | 10Gbps | 10Gbps | 1Gbps デスクトップPC サーバー 既存のスイッチ SKS8300-8XはL3スイッチの機能があるものの、L2スイッチとして使うことにします。 既存のスイッチは、1Gbpsのみなので、GLC-T 34-1410-04を使って接続します。 SKS8300-8X初期は、全ポートがVLAN1に所属しており、192.168.2.1/24が割り当てられています。 httpで接続するかtelnetで接続が可能です。 シリアルコンソールもケーブルが付属しているので、接続可能です。(ボーレート9600bps) ペラ
前段 PHP Conference Japan 2023が 10/08 に大田区産業プラザPiOで行われたわけですが、開会直後に提供している無線LANがいきなり不安定になってしまい、そのまま一部の部屋以外で提供できない状態になってしまった。 この記事では、なぜそのようなことが発生してしまったか?という点に関して解説しようと思う。 結論 会場側設備として入っているNAPT-BOXが YAMAHA RTX1200 という 15年前*1に発売されたルータで、来場者を捌けるだけのNAPTセッションテーブル*2が備わっておらず、NAPTテーブル溢れ*3を起こしてしまった。 事前知識 NAPT Network Address Port Translation 1つのグローバルIPアドレスを複数のホストで共有するための仕組み。この機能により1つのグローバルIPアドレスを複数のクライアント(コンピュータや
Last week during a casual conversation I overheard a colleague saying: "The Linux network stack is slow! You can't expect it to do more than 50 thousand packets per second per core!" That got me thinking. While I agree that 50kpps per core is probably the limit for any practical application, what is the Linux networking stack capable of? Let's rephrase that to make it more fun: On Linux, how hard
『Proxying Ethernet in HTTP』という仕様がGoogleのAlejandro R Sedeño氏から提出されています。これは、HTTP上でイーサネットフレームを送受信させるための仕様です。 背景として、IETFでは、Masque WGにおいてHTTPコネクション上で通信をトンネリングする仕組みの標準化を行っています。 RFC 9298 Proxying UDP in HTTP Proxying IP in HTTP すでに標準化が進められている、上記の仕様に続きイーサネットフレームを取り扱えるようにするというのが今回の提案です。ユースケースについては、L2VPNを実現するのに利用する例が挙げられています。 Proxying Ethernet in HTTPの概要 『Proxying Ethernet in HTTP』では、"RFC 9297 HTTP Datagram
こんにちは、ネットワーク室サービスネットワークチームでアルバイトをしている中川 稜です。 LINEでは現在インターネットエッジルータのFlow情報を収集・分析・可視化するためのツールとしてElastiFlowを利用しています。今回はElastiFlowをどのように構築し、どのようにデータを可視化しているかを紹介します。 ElastiFlowの導入に至った背景 データセンタのインターネットエッジでFlow情報を取得する目的として以下のものがあります。 ピアリング/トランジット事業者別の通信を分析し、LINEの通信品質を向上・維持させるための最適なトラフィックコントロールを柔軟かつリアルタイムで行うための根拠データとする リアルタイムでデータ分析・可視化を行うことで、迅速な障害対応やデータドリブンなオペレーションを可能にする 過去の通信がどのような状態であったかを追跡調査する LINEでは過去
こんにちは、ディーネットの山田です。 Network Load Balancer(NLB)について今まで深く調べたことがなかったので調べてみました。 NLBは、Elastic Load Balancing(ELB)に分類されるサービスの1つで、他にも以下のような種類のロードバランサがあります。 Application Load Balancer Gateway Load Balancer Classic Load Balancer 今回は、NLBについてそもそもNLBとは何か?という部分から簡単に説明したいと思います。 Network Load Balancer(NLB)とは何か? AWS上で提供される数あるロードバランシング機能の中で、OSI参照モデルで言うところの第4層で機能するロードバランサになります。 NLBで受信したトラフィックをEC2インスタンスや特定のIPアドレスなどに分散す
日本時間 2021 年 9 月 2 日に東京リージョン(AP-NORTHEAST-1)で発生した AWS Direct Connect サービスの中断に関する追加情報を提供いたします。午前 7 時 30 分(以下すべて日本時間)から、Direct Connect をご利用中のお客様は東京リージョンに向かうトラフィックについて断続的な接続の問題とパケットロスの増加を観測し始めました。この事象は、Direct Connect ロケーションから、顧客の Virtual Private Cloud(VPC)が存在する東京リージョンのデータセンターネットワークへのネットワークパスに沿ったネットワークレイヤーの 1 つでネットワークデバイスの一部に障害が発生したことが原因です。お客様は午後 12 時 30 分に復旧を観測しはじめ、午後 1 時 42 分に接続の問題は完全に解決されました。 アベイラビリ
近年、エッジコンピューティングという言葉をよく目にするようになりました。 エッジコンピューティングの「エッジ」とは、どこの/何のエッジ(端)なのでしょう?実はこれは、「クラウド」に対するエッジを指しています。ではエッジコンピューティングの「コンピューティング」とは何でしょうか?エッジコンピューティングは、ネットワークの中にコンピュータを埋め込みたい、という動機からスタートしています。 エッジコンピューティングの理解のためには、クラウドやネットワークの知識が少しだけ必要です。また、エッジコンピューティングはすっかりバズワード化しているため、全体像を少しだけ俯瞰的に眺めてみる必要もあります。 本資料では、エッジコンピューティングという考え方がなぜ登場してきたか、またエッジコンピューティングで何を実現することを目指しているのか、について解説していきます。 そして、それらの話を通じて、エッジコンピ
背景 ネットワークデバイスからの xFlow を Fluentd で集めて分析、あるいは可視化するということをよくやります。 ルーター製品であれば fluent-plugin-netflow が使えますが、スイッチ製品はそもそも NetFlow がサポートされていません。代わりに sFlow に対応のデバイスが多いものの、現実的に動く fluent-plugin がありません。 NetFlow に比べて sFlow 実装が面倒なためですが、取り組んでみると まあまあ収まりのいい形で実装できた気がする、という記事です。 sFlow の面倒くさい点 パケットデコーダーを内包しないといけない sFlow は L2 情報が中心で、 L3 + ルーティングの情報は普通ありません。 Ethernet ペイロードの先頭 N バイトをコレクター側でデコードしないといけません。さらに、場合によっては下のよう
海外からDDoS攻撃してくるカメラをシャットダウンしてしまうのは不正アクセスなのか?自首してみたが返答がない!そして泥沼のDDoSへ 顛末を記録した雑多なログになっているので整理されていない部分が多々あります. 2万文字を超えているので気合を入れて読むか適当に読み飛ばしてください. これでも不要な調査データを省いたりしてスリム化したのですが超巨大化してしまいました. 2018-11-07から自宅のネットワークの調子が悪すぎる 自宅のネットワークが死んでいました. J:COMの回線現在98%パケットロスするという状態になっています pic.twitter.com/Vfe0O3p5j2 — エヌユル (@ncaq) 2018年11月7日 今日の私 14時 サーバが落ちていることが通知される,サーバにDHCPがアドレス振ってくれてない 15時 ucomがついに死んだかと思いjcomに移行する 1
Neco プロジェクトの ymmt です。本記事では Neco のネットワークの実装を理解するために必要となる範囲で Border Gateway Protocol (BGP)の基礎知識を解説します。 BGP はインターネット全域の経路制御に使われているプロトコルで、非常に複雑なルーティング要件を実装可能ですが、本記事では詳説しません。対象読者は 「BGP? 知ってる知ってる、インターネットのあれでしょ!」 という程度のソフトウェアエンジニアです。 以下、社内向けの解説文書からコピペしているので文体が変わります。悪しからずご了承ください。 ルーティングプロトコル BGP の概念 BGP の特徴 iBGP の動作 データセンター内での BGP 利用 まとめ ルーティングプロトコル ルーティングプロトコルとは、簡単に言えば目的の IPv4/IPv6 アドレスへパケットを送り届けるのにどのような
Cisco DNA(Digital Network Architecture)で発表した「The Network. Intuitive.」では、Cisco Catalyst 9000 シリーズに加え、ネットワーク コントローラやデータ分析プラットフォームなど、ソフトウェア面が強調されました。その他にも、あまり国内では取り上げられていませんが、Cisco IOS-XE そのものの実装も大きくリフレッシュされ、内部的にも洗練され、Open IOS-XE として新たに発表されています。 内部アーキテクチャについては、こちらのブログで詳しく解説されていますので、ぜひご覧ください。従来の操作感を保ったまま、内部データベースや機能群の分離を行い、コンテナによるアプリケーション ホスティングなどを段階的に実現しました。その他にも、YANG データモデルが本格的に実装され、いよいよ Netconf をはじ
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先日netdev 1.2に参加してみたところ,XDP(eXpress Data Path)の話題で持ち切りといった感じだった. というわけで,XDPについて一通り調べつつ,実際に触ってみた. XDPとは何か? 誤解を恐れずに一言で言うと,「Intel DPDKのような高速パケット処理基盤をLinuxカーネル自身が用意したもの」であると理解している.このスライドでは A programmable, high performance, specialized application, packet processor in the Linux networking data path と言っている. DPDKはユーザランドアプリケーションがNICを直接叩く(=カーネルのネットワークスタックをバイパスする)ことで高速処理を実現している.一方XDPは,カーネル内の最もNICドライバに近い場所でフッ
Monitoring and Tuning the Linux Networking Stack: Receiving Data TL;DR This blog post explains how computers running the Linux kernel receive packets, as well as how to monitor and tune each component of the networking stack as packets flow from the network toward userland programs. UPDATE We’ve released the counterpart to this post: Monitoring and Tuning the Linux Networking Stack: Sending Data.
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