横浜市の鶴見大学の歯学部で、卒業試験の合格者が半数にとどまり、納得のいく説明もないとして、不合格になった学生らが文部科学省に是正を申し入れました。 申し入れをしたのは、鶴見大学歯学部6年生の学生など5人で、いずれも昨年度の卒業試験で不合格になり、留年や大学から除籍となりました。 申し入れ書などによりますと、卒業試験では、合格者は44人と、試験を受ける資格があった学生88人の半数にとどまり、不合格になった理由の説明を求めても点数の配分などが開示されず、納得のいく説明もなかったとしています。 学生の1人は「卒業試験に合格しないと歯科医師国家試験が受けられない。しっかり勉強してきたつもりなので不信感が募っている」と訴えていました。 鶴見大学は、大学のホームページで卒業試験について「合格判定基準は事前に開示した上で、客観的に評価しています」などと説明していて、取材に対しては「申し入れをまだ把握して