タグ

ブックマーク / note.com/shinshinohara (7)

  • 遺伝子と環境|shinshinohara

    遺伝子で才能の大半が決まる、という考えは根強い。遺伝子は重要だとは思う。けれど、あくまで「環境と遺伝子」のバランスで決まるものだと思う。 私はある酵素を大腸菌に大量に作らせようと、遺伝子を導入したことがある(大量発現系)。その実験はうまくいった。酵素を大量に作り出した。しかし。 その遺伝子組換え大腸菌を培養し続けると、酵素を作る量がどんどん減り、ついには作ってるのかどうか分からなくなった。遺伝子が強力に働くよう薬剤(IPTG)を加えてもダメだった。その酵素を作ることが大腸菌にとって何の役にも立たないから、作らずに済むシステムが動き始めたのだろう。 その実験とは別に、クオルモンという物質を分解できる菌を探す実験を行った。すると、様々な菌がクオルモンを分解する酵素(エステラーゼ)を作るように。菌によって強弱はあるけれど、エサがクオルモンしかない(単一炭素源)状況に置くと、そうした「才能」が否応

    遺伝子と環境|shinshinohara
    buu
    buu 2023/06/27
    素人なので良くわからないけど、酵素が欲しい時にvitroじゃなくてvivoで回すの?
  • 「教える」のではなく「教えてもらう」|shinshinohara

    塾を主宰していた10年間、私は「教え魔」だった。私は非常に物分りが悪く、中学までは成績も悪かったので、勉強のできない子でも理解できるよう分かりやすく教える自信があった。実際、私が説明すると「よく分かった!何で今まで、こういう教え方してもらえなかったんだろう」と、生徒は感動した。 で、その場ではできるんだけど。翌日になるときれいサッパリ忘れてる。「昨日教えたろ?分かったって感動してたろ?」と聞くと、「分かったと思って感動したのは覚えてる」というが、肝腎の学習内容がものの見事に残っていない。仕方なく、もう一度教えると「あ、これね!分かった分かった」 ところがさらにその翌日になると忘れてる。これでは次に進めない。学習が積み上げられないので頭を抱えていた。 そんなとき、母校へ教育実習に。授業で熱化学方程式を教えることに。しかし私は指導案も作らず(ひどい)、ぶっつけ番で臨んだ。すると、答えが合わな

    「教える」のではなく「教えてもらう」|shinshinohara
    buu
    buu 2023/06/04
    計画的にやっていて、想定できるすべてのケースについて対応方法が決まっているなら良いのだが、行き当たりばったりなら必ず落ちこぼれが発生するクズ授業である。
  • 竹中平蔵氏はひどく賢い|shinshinohara

    竹中平蔵氏はひどく賢い人だと思う。「頑張る人間には報い、そうでない人は淘汰される、それが競争社会、これからそれがますます加速する」と主張。この論理は実に巧み。高給をもらっている人は「自分が頑張っているからだ」と自信を深める。貧困にあえぐ人は自分に力がないからだと自らを責める。 しかし有能だとされて高給をつかむのはごく一部。そうでない人は派遣社員や契約社員などになるしかなく、正社員でも給与水準を下げられ。こうすると、高給取りと正社員と派遣・契約社員とが互いにいがみ合う。労働者同士で反目し合う。「協働」が難しくなってしまう。 「これから競争社会になる」と言えば竹中氏に非はなく、世の中が勝手にそうなるのだと、世界のせいにできる。 こうした構造を作った上で、派遣会社の会長におさまり、派遣社員から上前をはねて自分の収入にする。実に賢い。 また、労働者同士がいがみ合い、反目し合う中で、株主への還元をや

    竹中平蔵氏はひどく賢い|shinshinohara
    buu
    buu 2023/04/29
    大したこと書いてなくて無駄に長い。「3行に頼めるAI」が欲しい。
  • 官邸主導の弊害|shinshinohara

    ある人と喋っていて「農林水産省さえ動かせば国が動くと思ったが駄目だった」という話があった。二昔ほど前だったら農林水産省を動かせば国を動かせたかもしれない。しかし今は無理。官僚の練り上げた政策を政治家が取り上げることがほぼなくなってしまったから。 官邸主導ということで政治家が政策を決定するようになっている。このため政治家が気に入らなければ官僚の提案はまるで無視されるようになった。他方、政治家の思いつきのアイデアが政策になり、それがあまりに粗雑で問題含みでも、官僚は怖くて忠告できなくなった(忠告した者は飛ばされた)。 そして、政治家はお気に入りの人間からしか意見を聞かないものだから、現場で起きてることを政治家の耳に届けようとしても馬耳東風。そんなシステムになってしまっている。いまや省庁に陳情に行っても取り上げてもらえるとは考えない方がよい。一応、首相が変わって風向きは変化してるのだけど。 政治

    官邸主導の弊害|shinshinohara
    buu
    buu 2023/01/14
    官僚主導にすれば官僚が悪事を働く。官邸主導は悪ではない。官邸主導の評価は政治家の質に左右される。日本の政治家は馬鹿ばかり。そいつらを選んだのは国民なのだから、国民が馬鹿ということ。残念だけど現実。
  • 「ジョブ制」考|shinshinohara

    知人によると、日の強みは、職場で困ってる人を見かけたとき「どうしたの?手伝おうか?」の言葉がスッと出ることじゃないか、という。外国人はこうはいかず、「それはオレの仕事じゃない」とつれなく通り過ぎてしまう。困ってる人はいつまで経っても困り続けることになる。 ジョブ制は、移民の多い国で考えられた工夫だと思う。民族も文化も全然違う、場合によってはその国に来たばかりで右も左もわからない人間に、「お前の仕事はこれ」と明確に領分を決め、それをやりきれるようなら仕事を続けられ、出来ないようなら解雇、というやり方。 仕事の内容が明確なジョブ制は、逆に言えば融通がきかない。契約前に想定していない仕事が発生すると、「それはオレの仕事じゃない」とみんな拒否する。外国企業で人の上に立つ人間は給料高い代わりに夜中まで働く過重労働なのは、ジョブ制で割り振れないのを全部片さなきゃいけないからかも。 日は「チーム」で

    「ジョブ制」考|shinshinohara
    buu
    buu 2022/02/06
    すげぇ馬鹿だな。こういう奴が根絶しないと、日本の経済再生はありえないよ。なんとかしちゃう背後には下っ端の残業が隠されている。
  • 単純作業は創意工夫の小宇宙|shinshinohara

    ストッキングの袋詰めを内職に出すことに。まずは一箱どのくらい手間がかかるか調べなくては。両親二人で三時間。ということは、一人だと一箱六時間かかる。それを参考に、一箱あたりの内職代を決めた。案の定、慣れてきた人でも四時間を切ることはできなかった。ところが。 一人だけ、1時間程で一箱仕上げてくる人がいた。そのことを他の内職の人に言うと、皆、信じられない、友達に手伝ってもらっているに違いない、という。 ところがとうとうその人は1時間を切って持ってくるように。人に聞くと、一人でやってるという。一度、目の前でやってみてほしいと頼んだ。 「うちのテーブルと少しすべりが違うけど」と言いながら、袋の束ををトントンとテーブルの上で叩くと、前に放り投げた。マジシャンのトランプのように、均等に袋がズレて並んだ。まずこれにビックリ。すると今度はストッキングを雑然と山にした。「きちんと並べなくていいんですか?」と

    単純作業は創意工夫の小宇宙|shinshinohara
    buu
    buu 2021/12/19
    こうやって単純作業の中に喜びを見出してくれると、使う側は労働者を低賃金で使えて都合が良い。その集大成が今の日本のデフレ社会。
  • 「競争力」考|shinshinohara

    アメリカは世界一料を安く生産・輸出できる国。そういう意味では、アメリカの農家は世界一の競争力があると言ってよいだろう。だから日アメリカに負けない競争力をつけよう、という話がよく出てくる。では、アメリカはどうやってそんなに安い料を作れるのだろう? 「雑動物のジレンマ」に面白い記述がある。アメリカでは平均的な農家が紹介されている。もちろん、日とは比較にならない広大な面積を耕している。で、どんな風かというと。奥さんに働きに出てもらい、自分は農業補助をもらってようやく4人家族を養える、という。 4人家族も養えないほどの価格で生産される料は、アフリカの貧農でも太刀打ちできないくらい安い。結果、アフリカの多くが糧輸入国。小麦などの基礎糧(生きていくのに必要なカロリーを稼げる料)を作っていては生活ができないから、コーヒーなどの商品作物を育てるプランテーションで働く。 しかしコーヒー

    「競争力」考|shinshinohara
    buu
    buu 2021/11/25
    読みにくい。
  • 1