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先行きのはっきりしない不確実で不安な時代にモノを売ることは「しんどい」ことです。でも、消費者本人すら明確に意識していない心理をさぐれば、ヒントが見えてくるかもしれません。 たとえば「自粛」という言葉です。 (震災で亡くなられた方たちへの哀悼の意から)自ら言動をひかえめにする・・・と解釈すれば、モノを売る側としては時がたつのを待つしか方法がなくなります。 自粛=不安+罪悪感+α 消費行動の自粛をしている大半の人は自分が不安だからです。典型的な例は旅行。旅行をひかえているのは現在への不安。どこまでまた大きな地震が発生するかわらかないので遠くに旅するのが不安なのです。「でしたら、海外で長逗留なさっては?」と勧めるのは良い方法です。が、心配性のひとなら「留守宅が心配だから」長く留守にはできないと考えることでしょう。 恐れや不安は人間にとって根源的な感情です。「神経科学は経済学に何を教えてくれるのか
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