家族が新型コロナウイルスに感染し、濃厚接触者になる人が多くなっていますが、感染者と同居していて発熱の症状が出た人の97%が検査で陽性だったことが、茨城県の保健所が先月行った調査で分かりました。ただ、発熱以外の症状の濃厚接触者ではおよそ30%が陰性で、慎重な判断も求められるとしています。 調査は茨城県の潮来保健所が行い、厚生労働省の専門家会合に報告しました。 それによりますと、保健所で先月4日から22日までに感染が報告された人と同居する濃厚接触者でなんらかの症状が出た107人について、検査での陽性率を調べたところ、発熱があった75人のうち、陽性になったのは73人で、率にして97.3%でした。 一方、発熱はないものの、せきなどの症状が出た人は32人いましたが、陽性は68.8%にあたる22人で、30%余りは陰性でした。 オミクロン株による感染急拡大を受け、同居家族などの濃厚接触者で症状が出た場合