楽天モバイルの鈴木和洋共同CEO(左)に「プラチナバンド」割り当ての認定書を交付した鈴木総務相=23日午後、総務省 総務省の電波監理審議会は23日、「プラチナバンド」と呼ばれる屋内でも携帯電話がつながりやすい周波数帯を、新たに楽天モバイルに割り当てると決めた。悲願だった「つながる電波」獲得で課題だった通信品質を改善し、ドコモなど競合の大手3社に対抗する。携帯電話向けプラチナバンドの大手への新規配分は2012年のソフトバンクモバイル以来約11年ぶり。 「つながる携帯電波」を配分へ 総務相「今秋ごろ」 4月 プラチナバンドは現在ドコモとKDDI、ソフトバンクの大手3社グループが使っている。20年に参入した後発の楽天は持っていなかった。 楽天は携帯電波が「つながりにくい」との指摘が顧客獲得の障壁となっていた。自前のプラチナバンドの利用で、つながりにくいというイメージをぬぐえれば、各社の顧客争奪戦