パキスタンのカラチ(Karachi)で、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の名前を掲げ、米軍機による北西部部族地域へのミサイル攻撃に抗議するイスラム教政党「ジャマティー・イスラミー(Jammat-e-Islami)」のメンバー(2009年1月25日撮影)。(c)AFP/Asif HASSAN 【1月26日 AFP】パキスタンのカラチ(Karachi)で25日、イスラム教政党「ジャマティー・イスラミー(Jammat-e-Islami)」のメンバーが米軍機による北西部部族地域へのミサイル攻撃に対する抗議デモを行った。 こうした反米活動はバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の就任後は初めて。これまで米国が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)戦闘員が潜伏しているとして続けてきた国境地域への攻撃は、オバマ新政権になってから停止するとの期待が、早くも打ち砕かれたこと
米国防総省が公開した、カリフォルニア(California )州沿岸上空を飛行する、米軍の無人偵察機プレデター(Predator、1995年12月5日提供)。(c)AFP/DOD 【1月24日 AFP】パキスタン北西部の部族地域で23日、米軍機とみられる航空機が武装勢力の潜伏場所とされる地点にミサイル攻撃を行い、子ども3人と民間人少なくとも4人を含む15人が死亡した。治安当局者が明らかにした。 治安当局者によると、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の拠点とされている北ワジリスタン(North Waziristan)のミール・アリ(Mir Ali)近郊で、米軍のものとみられる無人偵察機が武装勢力の要塞化された施設にミサイルを発射し、8人が死亡したという。 この数時間後、南ワジリスタン(South Waziristan)の中心都市ワナ(Wana)で、米軍のものとみられる別の無人機が1軒
インド、パキスタンとの国境沿いのWagahで警備にあたるインドの国境警備隊隊員(2008年12月30日撮影)。(c)AFP/NARINDER NANU 【1月14日 AFP】インド軍司令官は14日、パキスタン軍が緊張状態の続くパキスタンとインドの国境沿いに、部隊を再配備したことを確認したと述べた。一方で、同司令官は、戦争は「最後の手段」になると考えていると述べた。 インド軍のDeepak Kapoor大将は会見で「パキスタン軍部隊の一部が東へ移動していることを確認した。インドとの国境沿いに到達している。しかし、インド軍はこの動きをすでに織り込み済みであり、懸念材料ではない」と語った。 ともに核保有国であるインドとパキスタンとの緊張は、インドが、174人が死亡した11月26日のムンバイ(Mumbai)同時襲撃事件に「パキスタンの公的機関」が関与していると非難して以降、急速に高まりをみせている
インド・ニューデリー(New Delhi)で開かれた国内治安に関する主要閣僚会議に出席するマンモハン・シン(Manmohan Singh)首相、P・チダムバラム(P. Chidambaram)内相、プラナブ・ムカジー(Pranab Mukherjee)外相(2008年1月6日撮影)。(c)AFP 【1月6日 AFP】(一部訂正)インドのマンモハン・シン(Manmohan Singh)首相は6日、ムンバイ(Mumbai)同時襲撃事件について、隣国パキスタンの「公式機関」の支援を受けていたものだと述べ、パキスタンに対する強い非難を表明した。 シン首相はまた、パキスタン政府が「国策の手段」としてテロリズムを使用し、過去にもインドに敵意を持つ武装グループなどを「助長し、庇護してきた」と糾弾した。 ニューデリー(New Delhi)で開かれた国内治安に関連する主要担当閣僚らとの会議でシン首相は「ムン
イスラマバード(CNN) パキスタン北西部の政府直轄部族地域で1日、米軍の無人武装偵察機によるとみられるミサイル2発の攻撃があり、3人が死亡、2人が負傷した。パキスタン諜報(ちょうほう)機関当局者が明らかにした。 攻撃は、南ワジリスタン地区にあるワナ町近くで発生、標的となった車両にはイスラム武装勢力のウズベキスタン人戦闘員らが乗っていたとされる。武装勢力の組織名などは不明。 部族直轄地域では2001年の米軍事作戦でアフガニスタンの政権を追われたタリバーンの活動が目立ち、米軍による越境ミサイル攻撃が昨年後半から加速している。パキスタン政府は主権侵害と批判、停止を求めているが米軍が応じる気配はない。 米軍は部族地域がアルカイダ系組織、タリバーンによるアフガンへの越境攻撃の拠点になっていると主張。米政府は一連の越境ミサイル攻撃について確認を避けているが、パキスタン軍による北西辺境州などでのイスラ
武装勢力に放火されたパキスタンのペシャワール(Peshawar)にある北大西洋条約機構(NATO)軍のコンテナ基地(2008年12月8日撮影)。(c)AFP/Tariq MAHMOOD 【12月30日 AFP】パキスタンは30日、カイバル峠(Khyber Pass)周辺の武装勢力らに対する大規模な掃討作戦を治安部隊が開始したことに伴い、アフガニスタンに駐留する北大西洋条約機構(NATO)軍と米軍に対する同峠経由の補給を遮断したと発表した。 12月上旬にパキスタン北西部では、アフガニスタンの旧勢力タリバン(Taliban)による外国部隊の補給基地を狙った激しい攻撃が相次ぎ、NATO軍や米国主導の連合軍の車両数百台が破壊された。 カイバル峠周辺を管轄する司令官は30日、治安部隊が同日夜明け前に、アフガニスタンとの国境に近い同峠周辺に戦車や戦闘用ヘリコプター、砲兵部隊などを派遣したとペシャワール
パキスタン・カラチ(Karachi)で開催された「国際防衛展示会(International Defence Exhibition)」で、「Babur」ミサイルを警備するパキスタン軍兵士(2008年11月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/Asif HASSAN 【12月27日 AFP】インド・ムンバイ(Mumbai)同時襲撃事件後、インドとパキスタンの間に緊張が高まる中、パキスタン軍高官は26日、「作戦可能」な軍部隊人員の休暇を取り消し、インド国境沿いに部隊を再配備したと述べた。 インド政府は、同時襲撃事件についてパキスタンを拠点とする武装勢力の犯行と非難しているが、パキスタン政府は、インド側が証拠を示していないと主張している。 両国は、戦争は望まないとしているものの、一方で、挑発的な動きがあった場合は行動を起こすと警告している。 パキスタン国防省高官は、同国軍部隊の一部を北西部からイ
カラチ(Karachi)の飛行場に駐機するパキスタン空軍のJF 17 Thunder戦闘機(2008年11月23日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/ASIF HASSAN 【12月22日 AFP】パキスタン空軍は22日、国内の主要都市数か所の上空に戦闘機を緊急発進させた。前月発生したインド・ムンバイ(Mumbai)の同時襲撃事件による余波で緊張が続くなか、同政府が警戒レベルを強化している一端がうかがえた。 首都イスラマバード(Islamabad)や軍総司令部があるラワルピンディ(Rawalpindi)、東部の都市ラホール(Lahore)で、低空飛行する戦闘機を目撃しパニックとなった多数の住民からの問い合わせの電話が報道各社に殺到した。 核保有国であるパキスタンとインドの2国間関係は、武装グループによる襲撃で実行犯9人を含む172人が死亡したムンバイの事件以降、悪化している。(c
インドのムンバイで起きた同時テロは200人近い死者を出す惨劇となりました。捕まった犯行グループの供述からパキスタンに本拠を置くイスラム過激派組織「ラシュカレトイバ」の関与が疑われています。これはまだ初期段階の情報なので確定ではありませんが、ラシュカレトイバが犯行グループだとするとインドとパキスタンの関係が非常に危うくなります。 何故ならラシュカレトイバはアフガニスタンのタリバーンと同じく、パキスタン三軍統合情報部ISI(Inter-Services Intelligence)の子飼い組織である疑いが濃厚だからです。 インドにおけるテロの新しい流れ : フォーリン・アフェアーズラシュカレトイバは1989年にパキスタンの宗教組織が立ち上げた軍事部門だ。1990年代には、この集団はパキスタンの軍統合情報部(ISI)から資金と訓練を得る代わりに、ジャム・カシミールのヒンズー教徒をターゲットに攻撃を
パキスタン北西部アフガニスタン国境の部族地域、オラクザイ地区(Orakzai Agency)のMamouzaiで、礼拝を行うイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)メンバーら(2008年11月26日撮影)。(c)AFP/Tariq MAHMOOD 【11月28日 AFP】パキスタン北西部アフガニスタン国境の部族地域を拠点とするイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)のHakeemullah司令官は26日、オラクザイ地区(Orakzai Agency)のMamouzaiで記者会見し、アフガニスタンに駐留する北大西洋条約機構(NATO)軍や米軍に対する攻撃を強化し、部族地域を経由した補給路を断つと明言した。(c)AFP
パキスタン西部クエッタ(Quetta)で部族地域に対する米軍の越境空爆に抗議するデモを行うイスラム教徒ら(2008年11月27日撮影)。(c)AFP/Banaras KHAN 【11月28日 AFP】パキスタン西部クエッタ(Quetta)で27日、北西部の部族地域に対して行われたアフガニスタン駐留米軍の越境空爆に抗議するイスラム教徒のデモが行われた。パキスタン政府は、空爆がパキスタンの領土主権を踏みにじる行為だとして、米側に正式に抗議を申し入れたが、一部高官からは、米パ両軍の間に空爆を認める暗黙の了解があったとも言われている。(c)AFP
パキスタンのラワルピンディ(Rawalpindi)の裁判所に出廷する2006年に発覚した英国発米国行き旅客機7機に対する同時自爆テロ未遂事件の首謀者とされる英国籍のラシド・ローフ(Rashid Rauf)容疑者(2006年12月22日撮影)。(c)AFP/Farooq NAEEM 【11月22日 AFP】2006年に発覚した英国発米国行き旅客機7機に対する同時自爆テロ未遂事件の首謀者とされる英国籍のラシド・ローフ(Rashid Rauf)容疑者が22日早朝、パキスタン北西部で米軍のミサイル攻撃によって死亡した。現地の治安当局幹部が明らかにした。 この幹部によると、アフガニスタンとの国境に近いパキスタン北西部の部族地域、北ワジリスタン(North Waziristan)地区に対し米軍が行ったミサイル攻撃で、旅客機テロ未遂の計画を立案したとされているローフ容疑者とエジプト人のアルカイダ工作員、
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