第4章 犯罪情勢と捜査活動 1 統計にみる犯罪の発生と検挙 (1) 犯罪の発生は戦後最低 ア 全刑法犯の発生状況(注1) 全刑法犯認知件数(注2)は、図4-1にみられるとおり、過去10年間総じて減少傾向にあったが、昭和48年は119万549件で、前年(注3)に比べ3万 図4-1 刑法犯認知件数と犯罪率の推移(昭和39~48年) 2,997件(2.7%)減少し、戦後最低の認知件数となった。これは、主として窃盗、とりわけ侵入窃盗が大幅に減少したためである。また、認知件数の減少に伴い犯罪率(人口10万人当たりの犯罪認知件数)も年々減少してきており、昭和48年は1,097件で認知件数と同じく戦後最低を記録した。 なお、我が国の犯罪率を欧米諸国のそれと比較してみると、図4-2のと 図4-2 犯罪率の国際比較(昭和47年) おりであり、我が国の犯罪発生率が極めて低くなっている。 刑法犯認知件数の包括罪
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