百貨店大手の高島屋は5日、店舗内のレストランなどで、メニューの表記と異なる食材が使われていたと発表した。日本橋高島屋(東京)など百貨店5店と、子会社が運営する商業施設「柏高島屋ステーションモール」(千葉県柏市)の合わせて6店で見つかったという。 全国で食材の偽装、誤表示が相次いでいることを受けて社内調査をした結果、異なる表示があったことがわかった。「車エビ」と表示しながら「ブラックタイガー」を使っていたり、「ステーキ」と表示して「牛脂を注入した加工肉」を使っていたケースがあったという。 百貨店内などのレストランで数年前、エビなどの食材をめぐる「誤表示」があったほか、販売する食品の表示が異なっていた事例もあったという。