今回のブログではNIST SP800-218 Secure Software Development Framework (SSDF) Version 1.1: Recommendations for Mitigating the Risk of Software Vulnerabilities(以下、SSDF)[1]を参考に、セキュア開発とはどういう考え方で取り組めばよいのかを考えていきたいと思います。 セキュア開発は、ソフトウェア開発のライフサイクルにおける早い段階でセキュリティ対策を行う方が、様々な面でコストを低減できるというシフトレフト[2]の考え方に基づいて行われることが多いと思います。しかし、実際のセキュア開発の現場では「とりあえずこれをやっておけば大丈夫だろう」のようなその場しのぎな対応になっていることが少なからずあるのではないかと感じています。 そこで、あらためてセキュア開