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2009年1月4日のブックマーク (3件)

  • Conversation 'Once in a Lifetime' - 消毒しましょ!

    「ネットなので赤の他人になれなれしく言及します」というエントリについたekkenのブコメ「まだ1000円床屋を見かけなかった頃、行きつけの床屋が馴染み客扱いをして、やたらと話しかけてくるようになると、新たに別の店を探していたよ。話しかけてくるのが陶しくて」というのはよく分かる。まったく、オレは髪を切ってもらいに来たのであって世間話なんかしに来たんじゃねえやい、と怒鳴りたくなってくる。初対面の他人との会話をそれなりに盛り上げるために要する努力を、カネを払っている立場の人間が強いられることに納得がいかない。「行きつけの床屋」であれば一種の近所づきあいだから、ある程度そんなことも必要であろう。また、チェーン店らしき床屋の雇われ理容師までが話しかけてきたのは、「馴染み客」を作るための営業方針であったのだろう。それも分かる。が、とにかくお断わりだ。さっさと目を瞑ってしまうに限る。 ところが、「気が

    Conversation 'Once in a Lifetime' - 消毒しましょ!
  • 赤の女王とお茶を - なぜ研究者は貧乏なのか

    似たようなことを最近よく思う 週末の記録 研究って面白い? 「研究」という仕事には、人生を狂わせる危険な構造が潜んでいます。 まずはこちらをごらんあれ。 ハンス・アビング『金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか』 ここでの「芸術」を「学問」だとか「研究」に変えてみると・・ 何だかんだいって学問には威信があり、愛好者は無論のこと、それを需要しない人々でさえその権威を認める。ゆえに市場ベースでは採算がとれずとも研究には支援や公的助成がなされる。そして人材は供給過剰となり、一部の勝ち組を除けば貧困に甘んじざるを得ない。その貧困にもかかわらず研究者志願は、一部はそのリスク愛好性ゆえに、また一部は学問そのものの威信へのより強いコミットメントゆえに、市場からなかなか去らない――。 あら不思議。なんの違和感もありません。 真理の探究だとか学問の面白さだとか、それ自体は素晴らしいものです。 しかしそれが職

    赤の女王とお茶を - なぜ研究者は貧乏なのか
    cTak
    cTak 2009/01/04
    「真理の探究だとか学問の面白さだとか、それ自体は素晴らしい/しかしそれが職業となった瞬間、そこには市場が発生し、もはや個人の思惑を超えたところでシステムが作動し始める」
  • [書評]水辺で起きた大進化(カール・ジンマー): 極東ブログ

    以前ニューヨークタイムズでカール・ジンマー(Carl Zimmer・参照)による生物学のコラムを読んで、この人は面白いな、何か邦訳でもあるかなと思って買ったのが「水辺で起きた大進化(カール・ジンマー)」(参照)だった。購入時にざっとサマリーを知るべく速読したものの、これはじっくり読むタイプのだなと思いつつ積んでおいたのを崩して正月に読んだ。面白かった。かなり読み応えがあり、いろいろ考えさせられた。 話は、邦訳題からもわかるように進化論がテーマで、このタイトルだと「水辺」が注目されているし、巻末の訳者解説もそうなっているのだが、どちらかというと「大進化」という現象をどう考えるかという基的な進化論の難問のケーススタディーと、書執筆時までの最新の進化論状況の話だ。当然ながら遺伝子的な見方が主流にも思える現代の進化論における、考古学や解剖学的・形態的な思考による「大進化」との関連に焦点が当