交通違反の点数切符を捏造(ねつぞう)したとして、北海道警森署地域課巡査長の斉藤正樹容疑者(28)が虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕された事件で、斉藤容疑者は4月以降、シートベルト装着義務違反など軽微な交通違反を対象に40回以上の捏造を繰り返していた。 道警は、反則金を伴わない違反だけを捏造することで、不正の発覚を遅らせていたとみて調べている。 発表などによると、斉藤容疑者は7月中旬から9月下旬、同署管内の女性がシートベルト装着義務違反をしたとする虚偽の点数切符2枚を作成し、上司に提出した疑い。過去に交通違反で検挙された人の記録を基に違反をでっち上げ、女性になりすまして筆跡を変えて署名したり、自ら指印したりしていた。 斉藤容疑者は「事件や事故の取り扱いが少なく、交通違反を検挙しないと格好がつかないと思った」と話しているという。 これまでの調べで、斉藤容疑者は4月以降、シートベルト装着義務