ひとり時間をリカレント教育(学び直し)にあてて、キャリアチェンジを図る社会人。今回紹介するのは、中日ドラゴンズのコンディショニングコーチとして活躍する塚本洋さん(44歳)です。 大学卒業後、松下電器(現パナソニック)でのコーチを経て、中日ドラゴンズに入団した塚本さん。コーチとして10年間働いた後に、さらなるステップアップのため、通信制の大学で経営学を学びました。経営を学んだことで、コーチの仕事に大きな変化があったといいます。そんな塚本さんに話を聞きました。 「チーム強化」のため経営を学ぶ ーー塚本さんのこれまでの経歴について教えて下さい。 塚本:小学校からずっと野球を続けていました。プロ野球選手になることを目指していたのですが、高校に入学後、ひとつの転機を迎えました。自分の技術とまわりの技術を比較して、自身の能力ではプロ野球選手になることは厳しいと感じたのです。 しかし、なぜそうなったのか