岡山城天守閣が7月から、夜の閉館時間に一般貸し出しされる。一部のフロアには飲食物の持ち込みも可能で、会議や宴会での利用を想定している。全国的にも珍しい取り組みで、天守閣を所有する岡山市の大森雅夫市長は「天守閣が文化財でないということから逆転の発想で生まれた企画。ぜひ活用して」と話している。【林田奈々】 貸し出されるのは、天守閣の地階から最上階の6階までの全フロア延べ約1600平方メートル。通常の観覧時間が終了した午後5時半~午後9時半の4時間利用することができる。1日1組限定で、定員は100人。1、5、6階にはアルコール類を含む飲食物を持ち込める。料金は1回7万円。照明代1万800円も原則必要になる。また、別途料金を支払うことで、金びょうぶや音響機器を借りることができ、よろいかぶとや着物の着用…