アスキー・メディアワークスは6月8日、同社のライトノベル(ラノベ)作品について、作家が他の作品を無断で参考にして執筆した部分があったとして、この作品を回収し、絶版にすることを明らかにした。 作品は、電撃文庫から5月に発売した哀川譲さんの「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」。作中の表現が、井上堅二さんの人気ラノベ「バカとテストと召還獣」(ファミ通文庫、エンターブレイン)と類似している部分があると読者から指摘があり、調べたところ、作品中の複数の箇所で他作品を参考にしていることが確認でき、哀川さんも認めたという。 電撃文庫編集部は「この事態を重く受け止め」、同作品を出荷停止として回収、絶版とすることを決めた。6月10日発売の「電撃文庫MAGAZINE Vol.14」で発表予定だった哀川さんの短編作品の掲載も取りやめる。 「俺と彼女が~」はアスキー・メディアワークス主催の「第16回電撃小説大賞」で最