松山市の観光名所・松山城で、芸者がお正月の舞や松山発祥のお座敷芸の「野球拳」を披露し、新年を祝いました。 3日、天守の広間で地元の芸者団体「松山検番」の芸者3人が舞を披露しました。 3人は黒紋付きに金の帯を締め、かんざしにことしのえとの「いぬ」をあしらった装いで、お正月を祝う舞などを順番に舞っていました。 続いて野球の動きをまねしながらじゃんけんをする、松山発祥のお座敷芸の「野球拳」も行われ、訪れた観光客も参加して「アウト、セーフ」と掛け声をかけながら踊りを楽しんでいました。 野球拳に参加した高知県の女性は「野球拳は初めてでしたが、芸者さんが踊り方を一つ一つ教えてくれたのでよかったです」と話していました。 舞を披露した芸者の千代鷺さんは「きょうは初踊りでしたが、皆さんにまた見たいと思ってもらえるよう気持ちを込めて踊りました。ことしも芸者文化の普及を目指したいです」と話していました。